どんな方法か

多くの原子核は小さな磁石としての性質を持っています。これを“核スピン”と呼びます。 

もっとも代表的な核スピンは1H(プロトン)です。  プロトンを強い磁場の中に置くと、磁場と同じ方向と反対方向の2つの向きをとるようになります。この二つの配向はそれぞれエネルギーの異なる状態であり、私たちが携帯電話やテレビ、ラジオで使用している“ラジオ波”と呼ばれる電磁波を吸収することで、プロトンはこの二つの状態のエネルギーの低い状態から、もう一つのエネルギーの高い状態に移ることができます。この核スピンによるラジオ波の吸収を核磁気共鳴(NMR)現象といいます。