ユネスコ湯川年2007 大阪大学と湯川秀樹博士 素粒子の世界を拓く 湯川秀樹・朝永振一郎展
会 期:2007年5月1日(火)~2007年5月31日(木)
会 場:大阪大学豊中キャンパス 共通教育本館(イ号館)1階
湯川秀樹博士は、1949年日本人として最初の、朝永振一郎博士は1965年に2番目となるノーベル賞を受賞しました。湯川博士と朝永博士は、京都大学で量子力学という新しい学問をともに勉強し、大輪の花を咲かせました。
この両博士のうち湯川博士の業績は、大阪大学で生まれた研究成果に対する受賞でした。湯川博士は、京都大学を卒業後、京都大学の副手となり、さらに講師を勤めましたが、長岡半太郎総長、八木秀次物理学科主任のもとで、自由闊達な雰囲気の中、原子核物理学などの新しい学問を展開している大阪大学理学部物理学教室で研究することを望み、1933年に大阪大学の講師として赴任し、その翌年には専任講師となりました。湯川博士は1934年に、長年温めていた核力の起源の研究に画期的なアイディアを得、これを中間子論としてまとめあげ、論文として発表しましたが、この研究に対しノーベル賞が与えられたのです。
この展示会は、ユネスコ湯川年、また両博士の生誕百年を機に、両博士の物理学の研究と日本の科学発展に尽くされた業績をひろく皆さんに知って頂くために企画されました。両博士の足跡と両博士が切り拓かれた世界をご覧ください。
主 催:大阪大学
協 力:京都大学・筑波大学・国立科学博物館
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