漢方今昔物語 生薬国産化のキーテクノロジー
会期:2014年4月26日(土)〜7月19日(土)
日曜祝日休館、ただし4月27日(日)、5月3日(土・祝)は開館
大阪大学会館は平日のみ開館
主催:大阪大学総合学術博物館
共催:森野旧薬園、
【展示概要】
大阪大学総合学術博物館は、第7回特別展「漢方今昔物語 生薬国産化のキーテクノロジー」を開催します。
本展覧会では、江戸幕府の薬草政策の一端を担った史跡・森野旧薬園の温故知新の示唆から22世紀の薬草政策につなぐ最新の薬・理・農学による共創的連携研究を紹介します。薬食同源を謳い、自然環境保全や生薬の安全・有効性を担保できる品質に関する国際連携を強め、生薬を国内で確保・供給できるシステムの実用化を目指しています。
会期中、260 年間、門外不出の森野藤助賽郭真写「松山本草」の全カラー映像の初公開や日本の植物分類学の父・牧野富太郎博士の貴重標本資料注1の展示を行います。
注1 大阪大学会館3F歴史展示室(平日のみ開館)での展示になります
【展示構成】
第1章 温故知新:森野旧薬園と江戸・享保期の薬種国産化
第1部 享保期に発展した本草学の特質
第2部 森野藤助賽郭と松山本草の世界
第2章 生薬栽培の伝統:博物学/植物学から学ぶ生物多様性の原点と実践
第1部 薬草のタイムカプセル:国産生薬のルーツ
第2部 博物館/植物園の機能
第3章 22世紀の薬草政策:文理融合研究が創る実践力
第1部 アクションリサーチ:漢方産業を知る
第2部 マテリアルサイエンス:臨床生薬学
第3部 資源植物学:植物の恵みを資源に変えて
終 章 日本の植物研究~本草から植物学へ
【関連イベント】
学術シンポジウム 「医・薬・理・農学の共創的連携:22 世紀の薬草政策につなぐ今」
6月7日(土)13:00 〜 17:30 大阪大学会館 講堂
当日先着順(参加無料、30 分前より受付開始)
ミュージアムレクチャー
- 【第61回】5月10日(土)「森野旧薬園と松山本草:薬草のタイムカプセル」
高橋 京子(大阪大学総合学術博物館)
- 【第62回】5月31日(土)「植物園の歴史をひも解く:薬草研究から植物学へ」
田中 伸幸(高知県立牧野植物園)
- 【第63回】7月12日(土)「大和産生薬を守れ:栽培指導者の育成」
辻元 康人(奈良県医療政策部 薬務課)
いずれも午後2時~3時30分、待兼山修学館3Fセミナー室にて
定員60名、当日先着順(聴講無料、30分前より開場)
ワークショップ
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5月17日(土)「450年の伝統を今に伝える~吉野本葛」株式会社 森野吉野葛本舗
申込期間:4月17日(木)〜4月30日(木)(必着)
- 6月14日(土)「漢方をよりよく、より多くの人に」小太郎漢方製薬 株式会社
申込期間:5月14日(水)〜5月27日(火)(必着)
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7月19日(土)「生薬に一意専心~五感でみる生薬の品質」株式会社 栃本天海堂
申込期間:6月19日(木)〜7月2日(水)(必着)
往復はがきによる事前申込が必要です
【連絡先】
展覧会全般について
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13 大阪大学総合学術博物館
TEL 06-6850-6715, FAX 06-6850-6720
会場について
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-20 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館
TEL 06-6850-6284
展覧会内容について
大阪大学総合学術博物館 高橋京子
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