サイエンスカフェ134:空海「風信帖」を紐解く

サイエンスカフェ@待兼山 (2015年度)

コーディネーター:浜野真由美(文学研究科博士後期課程2年)
実施日:2016年3月19日(土)

対象:高校生以上

内容:

『風信帖』は、空海が最澄に宛てた自筆の書状のうちの一通で、京都の東寺(教王護国寺)に伝来しています。もとは五通伝わっていましたが、一通は盗難に遭い、もう一通は関白豊臣秀次の所望により天正20年(1592)に進上され、その後所在不明となりました。そのため、現在見ることができる書状は三通のみとなりますが、空海が最澄ともっとも親交を結んだころの書として、仏教史上、書道史上の貴重な遺品とされています。この講座では、書状の内容を丁寧に読み解き、また小筆と墨を用いて追体験を行い、書状の魅力を多方面からじっくりと味わってみたいと思います。

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