会場:大阪大学総合学術博物館待兼山修学館 (入場無料)
会期:2016年7月23日(土)~2016年8月27日(土)*日曜日と祝日は休館
開館時間:10:30~17:00(入館は16:30まで)
主催:大阪大学総合学術博物館
共催:豊中市、豊中市教育委員会
協力:大阪大学21世紀懐徳堂、大阪市立自然史博物館、太田記念美術館、株式会社サイエンスモンスター、
京都大学霊長類研究所、滋賀県立琵琶湖博物館、信州新町化石博物館、戸隠地質化石博物館、
西浦青雅堂、三重県総合博物館、瑞浪市化石博物館
【概要】
大阪大学総合学術博物館では、7月23日(土)から8月27日(土)まで
豊中市、豊中市教育委員会との共催で2016年夏期特集展覧会「科学で楽しむ怪異考 妖怪古生物展」を開催します。
この展覧会は、古典や伝承に登場する神や妖怪といった非日常的な存在と「古生物学」という学問を結びつけ、空想と科学の垣根を超えた科学の楽しさを提供します。近畿圏をはじめ日本や海外から集められた約100点の貴重な化石と骨格標本を公開し、最新の研究成果とともに展示します。また、浮世絵や絵巻物などに描かれた妖怪と見比べながら、実在した絶滅生物と空想生物の謎に迫ります。
【見どころ】
本展の見どころは、まず龍に例えられたゾウやマチカネワニの化石です。豊中市蛍池から見つかった約40万年前のステゴドン象の牙、三重県津市から見つかった約350万年前のワニとシカ角など実物の化石を展示し、それぞれの化石がなぜ龍に例えられたのか解説します。また、一つ目巨人を連想させるアケボノゾウや、グリフォンと信じられていたプロトケラトプス(恐竜)の複製頭骨を目の前で見ることがでる貴重な機会です。さらに、双頭のウシの骨格標本や島根県松江市で見つかった約2000万年前のシカ類の化石など、最近の発見を研究論文とともに初公開します。
【展示構成】
第1章 古来の人々が目にした竜
古来、薬として利用されてきた“竜骨”。龍の多くはワニの頭とシカの角を組み合わせた図像で描かれます。この章では、国内で見つかっているゾウの歯や、一つの産地から同時に見つかっているワニとシカの実物化石を展示します。
第2章:伝承と古生物
日本や海外に伝わる古典と伝承に登場する空想生物の描写と絶滅生物の化石の外見を比べ、その関連について紹介します。
第3章 描かれた妖怪古生物
絶滅生物と関連付けられた神や妖怪が描かれた歴史、美術資料を展示します。
【ミュージアムレクチャー】
会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3Fセミナー室 *30分前より開場
日時:2016年8月6日(土)13時~16時
定員:40名、当日先着順、予約不要
第一部「民俗学と古生物学から見た怪異考」 13時~14時50分
講師:齊藤 純 (天理大学文学部 教授)、荻野慎諧(兵庫県丹波市丹波竜化石工房 理学博士)
第二部「ギャラリートーク」 15時~16時
博物館職員による展覧会の解説を行います。
【関連行事】※豊中市・豊中市教育委員会共催
1.【ちっちゃい化石モンスターを探せ!】(応募は、締め切りました。)
概要:3万年前の土の中からネズミやコウモリ、トカゲなど小さな動物の化石を探します。
見つけた化石を観察して、何の動物か考えましょう。
会場:大阪大学総合学術博物館
日時:2016年7月30日(土)13時~15時
対象:小~中学生(小学3年生以下の方の参加は保護者同伴でお願い致します)
定員:20名
持ち物:筆記用具
2.【これでキミもワニ博士-マチカネワニのレプリカ作り-】(応募は、締め切りました。)
概要:大阪大学豊中キャンパスから見つかったマチカネワニ化石の歯のレプリカを作ります。
自分で作ったレプリカをいろいろな動物の歯と比べて、ワニ博士になろう。
会場:豊中市教育センター
日時:7月31日(日)13時~14時30分
対象:小学生(豊中市在住または在学)(小学3年生以下の方の参加は保護者同伴でお願い致します)
定員:最大20名
持ち物:筆記用具
※「関連行事」に関するお問い合わせ
豊中市都市生活部文化芸術課
〒561-8501 豊中市中桜塚3-1-1 Tel :06-6858-2864
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