展覧会「身体イメージの創造」 感染症時代に考える伝承・医療・アート

 

人は太古より身体に強い関心を抱き、さまざまな絵や図像を創ることでイメージを膨らませてきました。

この展覧会では国際日本文化研究センターの所蔵資料を中心に「疫病と医学」「身体を把握する」

「身体への関心」「現代と未来の身体」という4つのテーマに分けて、伝承・医療・アートなど

幅広い分野にかかわるさまざまな身体イメージを辿り、現代の感染症の時代に、

未来へ向けて生きるヒントを探っていきます。

 

 

会  期:2022年1月17日(月)~2月12日(土)

開館時間:10時30分~16時30分(入館は16時まで)

     日曜・祝日休館

会  場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 ※入場無料

主  催:大阪大学総合学術博物館/国際日本文化研究センター

 

≪展示構成≫

Zone1 疫病と医学

感染症と現代医療:『COVID-19 大阪大学のワクチン開発』

疫病の流行:『種痘医免許証』

疫病除けのまじない:『はしかまじないおしえ宝』

種痘:ジェンナー『牛痘の原因および作用に関する研究』

疫病の予防:『虎列刺病豫防法図解』

Zone2 身体を把握する

身体内部のつくり:『五臓六腑図』

顔をよむ:『観相』

身体をよむ:『鍼灸銅人形』

解剖書を模写する:『和蘭全躯内外分合図』

Zone3 身体への関心

身体各部位の表現:『訓蒙図彙』

身体部位の誇張:『しん板ばけ者尽』

身体の拡張:『耳鏡能書引札』

あの世の身体:『地獄絵』

知識を広める:『絵入日用女重宝記』

Zone4 現代と未来の身体

医療の”眼”の拡張-胎児の可視化:『超音波診断装置』

医療の”眼”の拡張-症状を数値化する:『認知症画像診断サンプル』

性差を問い直す:『29種類の性別記号』

認識の拡張-認知の可能性:『パレイドリア』

抵抗としての拡張-感染症と現代アート:『資料版:隔離式濃厚接触室』

身体の拡張-ロボット(医療用):『手術支援ロボット』

ヒューマン・ロボット・インタラクションと未来の身体

 

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