第25回企画展 ちんどん屋

大阪大学総合学術博物館 第25回企画展

ちんどん屋

―宣伝・広告に活きるハブ(集積/中継/交流)芸能―

2023年10月25日(水)~2024年2月17日(土 

 

 

大阪大学総合学術博物館は、路上で宣伝を行うちんどん屋をテーマに、その歴史や宣伝に用いられる芸の魅力を紹介する展覧会を2023年10月25日(水)~2024年2月17日(土)の会期で開催します。

ちんどん屋は、扮装をし、歌舞音曲や口上などを用いて、各種の宣伝をすることを生業としています。ちんどん屋が広告の際に用いる芸は、音楽に限らず、語り芸の口調や伝統的な芸能の仕草、時と場合に合わせた衣装など、多種多様です。それらの芸は、過去のちんどん屋から受け継いだものに加え、新しい芸も取り入れるなど、時空を超えた蓄積があります。人々の耳目を集めるため、あるいは気を引くために活用される芸は、ちんどん屋を軸として、芸能の領域を超えて交わり、過去の芸を未来へとつないでいるといえるでしょう。ちんどん屋の芸は各種芸能の時代や種類を問わず集め、交わらせ、繋ぐ、ハブ的な芸といえるのではないでしょうか。現代においても日本各地や海外などで活躍しているちんどん屋は、私たちの郷愁の中だけでなく生活の中に生きています。

  本展覧会では、ハブ芸能としてのちんどん屋の歴史や芸能、交流やコミュニケーション方法など様々な魅力を紹介します。

 

チラシPDF

 

展覧会概要

【期間】 2023年10月25日(水)~2024年2月17日(土)

【開館】 10:30~17:00(入館は16:30まで) 日曜・祝日休館 ※入館無料

【会場】 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3F多目的室

【主催】 大阪大学総合学術博物館、大阪大学中之島芸術センター

【協力】 大阪大学大学院人文学研究科、ちんどん通信社 (有)東西屋

 

 

展覧会関連企画 

 林幸治郎(ちんどん通信社)によるギャラリートーク

 
 展覧会期間中、ちんどん通信社の林幸治郎氏によるギャラリートークを開催します。林氏は大阪を拠点に40年以上にわたって活動を続けているちんどん屋業界の第一人者です。 富山ちんどんコンクール最多優勝経験と、過去20数回に及ぶ海外公演の実績、幅広い人脈と絶大な人望にて、 全世界の街角、店頭で活躍しています。ちんどん屋の歴史にも詳しい林氏に展覧会の解説をしていただきます。
 
 日時:11月16日 (木)11:00〜、14:00〜
    12月11日 (月)14:00〜、16:00〜
           2024年2月15日(木)14:00~ 各回20分程度
 会場:大阪大学総合学術博物館待兼山修学館3F多目的室(企画展「ちんどん屋」会場)
    ※申込等不要。開始時間に会場入口付近にお越しください。
 

中央が林幸治郎氏

展覧会構成と主な展示作品

1  ちんどん屋とは

2  楽隊広告

3  ちんどん屋の芸

4  ちんどん屋のこれから  

ちんどん太鼓

獅子頭

第一回全国ちんどん博覧会

公式ガイドブック

 

販売所新規開店披露の折の楽隊広告(大阪麦酒の頃)

(アサヒグループジャパン所蔵)

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