博物館ニューズレター

大阪大学総合学術博物館ニューズレター まちかねミュージアム創刊について

 

 “ 地域に生き世界に伸びる ” という大阪大学のモットーのもと、総合学術博物館は平成 14 年に設立されました。私たちは大阪大学にある二つの登録有形文化財を拠点にしてきました。一つは大阪大学会館(旧イ号館、昭和 3 年竣工)、もう一つが待兼山修学館(昭和 6 年竣工)です。そしてこの二つを結ぶのが貴重な里山である「待兼山」の遊歩道です。私たちはこの二つの登録有形文化財と歴史のある待兼山の自然とともに多様な活動をしています。
 常設展では、本学の精神的源流である懐徳堂・適塾の資料や、巨大なマチカネワニの化石、真空管式コンピュータ、また待兼山遺跡の出土品などを展示しています。企画展・特別展では、学術的な研究成果を反映させるとともに、“ユニバーシティ・ミュージアム”ならではの特色ある視点で、ユニークな展覧会を開催しています。さらに様々なレクチャー、サイエンス・カフェ、貴重資料のデータベースの公開、博物館叢書の刊行、またアートを軸にした社会人育成講座など、多分野にわたる大阪大学の研究成果を現代的な手法で市民に紹介してきました。この様々な取組を通して、私たちは市民と共に創造する、社会に拓かれた交流型ミュージアムをめざしています。
 この度、私たちの活動をより良く理解して頂くために、ニューズレターを刊行することにいたしました。私たちは来年には設立 20 年を迎えようとしていますが、大学博物館としてはまだまだ成長過程にあり、これまで以上に活発な活動を展開していきたいと考えております。地域の皆様や学内の教職員・学生など多くの方々が、大阪大学の生み出した「人・モノ・情報」との交流をゆったりとした気分で味わい楽しんでいただけるよう願っています。