パノラマ写真:中之島からみた
大阪のキタ明治33(1900)年頃 |
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正面の橋は難波橋、遠景に見える橋は明治21年の完成当時大阪でもっとも長い鉄橋であった天神橋である。左端に大江橋が見え、その近くに堂島川から分かれる蜆川入口が確認できる。
その右の堂々たる洋風建築が大阪控訴院(二代目、42年の“キタの大火”で焼失)、その奥の高い建物が北野凌雲閣である。目を土佐堀川に転じると右端の高い建物が北御堂、その左の洋館が北浜銀行、橋詰近くの豪壮な和風建築は鴻池本邸である。 |
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歴史パノラマ:関西発のニュービジネス
・新商品(江戸時代〜現在) |
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大阪は江戸時代から、全国に先駆けて数多くのニュービジネス、新商品を生み出してきた。「天下の台所」大阪は、明治になると近代紡績業の成功を契機に工業都市として生まれ変わり、第一次世界大戦以降には、新しい消費文化の勃興、郊外電車の発達、都市基盤整備を背景に「大大阪」の時代を迎えた。第二次大戦後は繊維産業、家電産業、総合商社、重化学工業の発展に加えて、革新性に富んだ新消費財産業の台頭があり、数々のユニークな商品が生み出された。 |