鈴木友二名誉教授学士院賞受賞対象論文3点

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日本学士院賞(1979年)
「キニン系の蛋白化学とその制御に関する研究」により受賞された。同名誉教授は毒蛇の血圧降下作用の研究から、高等動物の血中に特有のキニン遊離酵素、それと特異的に反応するキニン前駆体蛋白質を発見し、これによって血圧の恒常性がキニン系と昇圧系のアンギオテンシン系、血液凝固・線溶系等の相互調節によって維持されていることが明らかにされた。また、上記の資料には本研究が蛋白質研究所の設備によって能率的に研究が展開したと書かれている。
(1)鈴木友二 著 「キニン系の蛋白化学とその制御に関する研究」 学術研究の動向 32 382-385 (1979)
(2)S. Iwanaga and T. Suzuki “ Enzymes in Snake Venom” Handbook of Experimental Pharmacology 52 61-158 (1979)
(3)T. Suzuki & S. Iwanaga “Snake Venoms” Hdb. d exp. Pharmakol. 25 195-212 (1969)

鈴木友二名誉教授学士院賞受賞対象論文3点