レンコンのような孔がたくさんあいた金属 |
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多くの金属では、溶融状態でガスがよく溶けるが、固体になると溶けにくくなる。
この融点における溶解度差を利用して、孔のたくさん開いた金属を作ることができる。
実際は、加圧したガス雰囲気で金属を溶解してから凝固させると、固体中で溶けきれないガスが気泡になり、それが凝固方向に沿って長く伸びた「レンコン」タイプの金属ができる。 |
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力学的原子操作の実験例 |
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本製造方法の特色 |
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制御パラメータ
溶融温度、凝固冷却速度、水素(窒素)と不活性ガスの圧力・混合 |
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多孔質金属の用途は広い
この方法で、これまでに多孔質銅、銀、鉄、ニッケル、マグネシウム、チタンなどの金属や合金を作った。この金属は軽くて強いという特徴のほかに制振性、吸音性にも優れている。
これらの特徴を生かして、人工骨、人工歯根などの医療器具、ゴルフパターなどのスポーツ用品、自動車や航空機などの部材への用途開発を行っている。 |
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