大阪大学総合学術博物館創立10周年記念シンポジウム
オオサカが とんがっていた 時代
大阪のアヴァンギャルド芸術
―焼け跡から万博前夜まで―
■会場・日時
日時:2012年11月25日(日)13:30〜17:00
会場:大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール
定員:150 名 聴講無料、事前申込み不要、当日先着順(開場13時〜)
主催:大阪大学総合学術博物館
協力:大阪大学大学院文学研究科、大阪大学21世紀懐徳堂
■プログラム
趣旨説明 13:30〜
橋爪節也(大阪大学総合学術博物館館長、同大学院文学研究科教授兼任)
第1部 13:40〜15:00 「戦後大阪の美術とグタイピナコテカ」
パネリスト
高橋 亨(美術評論家、大阪芸術大学名誉教授)
向井修二(イメージプロデューサー、元具体美術協会会員)
加藤瑞穂(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)
第2部 15:15〜17:00「大阪のアヴァンギャルド芸術とは何だったかー美術・デザイン・舞台・音楽ー」
パネリスト
熊田 司(和歌山県立近代美術館館長)
竹内幸絵(大阪市立大学非常勤講師/サントリーホールディングス)
永田 靖(大阪大学大学院文学研究科長)
上野正章(大阪大学大学院文学研究科招へい研究員)
司会:橋爪節也
■概要
戦後焼け野原から再出発した大阪は、わずか20数年後には近未来都市のヴィジョンの実現とも言える大阪万博を開催しました。本シンポジウムでは、大阪が戦後の混乱から復興し、ヴァイタリティに富んでいた時代、すなわち1950年代から60年代に、芸術ではどのような実験的試みが成されていたのか、その全体像を明らかにしようとするものです。
第1部では、特に美術のアヴァンギャルドで重要な位置を占めた具体美術協会(具体、1954―1972年)の拠点「グタイピナコテカ」に焦点をしぼって、当時その活動に直接関わった作家、批評家の証言をもとに、「グタイピナコテカ」が美術の分野で果たした役割を再検討します。
第2部では、美術のほかに、デザイン、舞台、音楽各分野での前衛的活動を、それぞれの専門家による報告を通して振り返り、大阪のアヴァンギャルド芸術とは何であったのかを討議します。それは、大きく変貌する現代大阪にあって、文化芸術の将来像を考える上でもきわめて有効にちがいありません。
■会場
大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
■本シンポジウムに関するお問い合わせ先
大阪大学総合学術博物館 Tel:06-6850-6715, Fax:06-6850-6720
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13
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