シンポジウム大学博物館、街に出る
これでいいのか?大阪のミュージアム
―地域文化と学術研究の担い手を目指して―
文化芸術や学術研究を支えるミュージアムの評価がゆらいでいる大阪。盛んな東京発の巡回展に比べ、地道な調査研究による大阪独自の博物館活動が過小評価されていないか。
美術をテーマに展覧会を企画した大学博物館をモデルケースに、大阪におけるミュージアムの存在意義と可能性を考えたい。
日時:2013年11月9日(土)13:30〜17:00(受付 13:00〜)
会場:大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール
定員:150名 聴講無料、事前申込み不要、当日先着順
主催:大阪大学総合学術博物館
大阪商業大学商業史博物館
後援:大学博物館等協議会
かんさい・大学ミュージアムネットワーク
北大阪ミュージアムネットワーク
協力:大阪大学21世紀懐徳堂
【プログラム】
- 趣旨説明(13:30〜13:40)
- 橋爪 節也(大阪大学総合学術博物館 館長)
- 第1部 基調報告(13:40〜14:40)
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- 「歴史と記憶をつなぐ
―「オオサカがとんがっていた時代」を通じて」
橋爪 節也(大阪大学総合学術博物館 館長)
- 「商業史としての美術―文人画に宿る可能性」
明尾 圭造(大阪商業大学商業史博物館 主席学芸員)
- 「地域に根付いた新しい美術館のありかた」
菅谷 富夫(大阪新美術館建設準備室 研究主幹)
- 「京都・大学ミュージアム連携から見た大阪の現状」
並木 誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館 館長)
- 第2部 ディスカッション(15:00〜17:00)
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「これでいいのか? 大阪のミュージアム―それぞれの立場から―」
パネリスト:橋爪 節也、明尾 圭造、菅谷 富夫、並木 誠士
高島 幸次(大阪大学招へい教授/
大阪天満宮文化研究所員)
司会:中谷 伸生(関西大学教授)
総括:伊木 稔(大阪商業大学商業史博物館 館長)
【概要】
全国各地で「大学博物館」が開設されています。歴史と伝統ある館がある一方、平成8 年の学術審議会報告「ユニバーシティ・ミュージアムの設置について」以降に新設された館も多数あります。
「新たな学術研究を支える基盤」である大学博物館では、互いに連携し、「地域社会に対する知的・文化的情報の発信拠点」となることが課題となっています。現在大阪では、地域の文化芸術や学術研究を支える博物館のあり方が揺れています。その状況下、このシンポジウムでは、大阪における国公立館や私立館の担う役割と、大学博物館の存在意義はどのようなものかを、大阪大学、大阪商業大学の博物館の企画展をモデルケースに検証し、大学博物館の立場から大阪のミュージアムの現状を再検討し、問題提起します。
第1部では、大阪大学総合学術博物館、大阪商業大学商業史博物館の事例、大阪市の新美術館のありかた、京都・大学ミュージアム連携から見た大阪に関する4つの基調報告を行います。
第2部では、第1部を受けて、大阪の国公立博物館・美術館と大学博物館のあり方について討議し、現代の大阪におけるミュージアムのあるべき姿を様々な角度から模索します。
【シンポジウム会場・交通案内】
大阪大学中之島センター 10 階 佐治敬三メモリアルホール
〒530-0005 大阪市北区中之島 4-3-53
◎京阪中之島線・中之島駅(6 番出口)より徒歩約 5 分
◎京阪中之島線・渡辺橋駅(2・3 番出口)より徒歩約 5 分
◎阪神電車・福島駅より徒歩約 9 分
◎JR 東西線・新福島駅より徒歩約 9 分
◎JR 大阪環状線・福島駅より徒歩約 12 分
◎地下鉄四つ橋線・肥後橋駅(4 番出口)より徒歩約 10 分
【問合わせ先】
大阪大学総合学術博物館 事務室
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山 1-13
Tel 06-6850-6715, Fax 06-6850-6720
大阪商業大学 学術研究事務室
〒577-8505 大阪府東大阪市御厨栄町 4-1-10
Tel 06-6785-6139, Fax 06-6785-6237
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