第8回畑田塾

主催:畑田家住宅活用保存会

協賛:大阪大学総合学術博物館

羽曳野市郡戸にある畑田家住宅は江戸時代から村の大切な役割を果たしてきました。今でも明治時代の建物の様子がよく残り、国の大切で残さなければならない建物として登録されています。この古くて広い部屋や庭を使って、勉強やスポーツ・芸術などいろいろな先生による実験や実技を見ながらその楽しさを紹介する塾を開きます。

先生方といろいろと話し合いをしながら将来の進路を見つけるきっかけになればと思います。未来の世界をささえる皆さん方の積極的な参加をお待ちしています。保護者の方も一緒にお越し頂ければ幸いです。

        月日 : 平成18年5月28日(日)
        時間 : 午前10時30分から午後3時

   場所 : 国の登録文化財 畑田家住宅




第8回畑田塾で動物の地震予報についてお話をして頂くことになっていた大阪大学名誉教授池谷元伺先生が、去る3月14日、急にお亡くなりになりました。先生は畑田塾で皆さんにお会いできるのを楽しみにして居られました。本当に残念でなりません。ご冥福を心よりお祈りしたいと思います。


それで、プログラムの前半を「音と遊ぼう !」に変更させていただきました。ご了承いただきたいと存じます。

テーマ

音と遊ぼう !

関西二期会ソプラノ 畑田弘美
ピアノ         吉山 輝

楽器にはさまざまな種類があり、また、それぞれに独特の個性があります。今回は「歌」と「ピアノ」のお話です。

歌手は世界で唯一の自分の楽器(声)をどこででも演奏できるのに対し、ピアニストはどこで演奏するにも自分の楽器を使う事はできません。しかし、ピアニストは風邪をひいてもへっちゃらですが、歌手にとっては一大事!

 このように、同じ音楽家でも楽器が違うと苦労も全く違ってきます。普段、演奏を聴くだけでは知る事のできないお話と、畑田家住宅独特の音の響きの世界を楽しんでみませんか。


 身近な出来事の中にある法則――自然は整っていて美しい
  大阪大学名誉教授 堀川 明

 眼に見えない小さいモノは顕微鏡で見られる。目の届かない遠くのモノは望遠鏡で眺められる。強い風の中で帽子が飛び、瓦が飛ぶと言うコト、雨の高速道路で車がスリップしやすいと言うコト、舞台で紙吹雪をきれいにキラキラと舞落ちるようにするコトとは理屈で知ることができ、理屈を使いこなせるのは、他の動物と違う人間の特長の1つである。

 宇宙に物を打ち上げられる技術を持つ人間は、体長2〜3mmの蝶やめだかと同じ大きさと性能を持つロボットを、まだ作ることができない。

 身近にあるモノが変化したり、コトが動くときには、それぞれを法則が支配している。それらを知ると、何を見ても、何が起きても、また大自然のたたずまいまでもが、それらが楽しく、美しく思えるようになる。

 わたし(80才まで講義を続けた退役老教授)は、皆さんにモノやコトの中に共通する幾つかの理屈をお知らせし、それによって皆さんが、森羅万象(世の中の全てのモノとコト)は、すばらしく整っていて美しいことを知ってほしい。

 また皆さんは、物事を見る目を深め、考える力を鍛え、この大自然の中ですばらしく楽しく生きてもらいたい。

対象 :小学5・6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください)
 (保護者同伴の場合は、その旨お書き添え下さい。)

 
参加費 : 無料です。ただし、昼食と飲み物はお持ち下さい。 
ご希望の場合は、往復はがきに「畑田塾申し込み」・住所・氏名・学校名・学年・年齢・電話番号・返信用宛名 を書いて
 〒583−8585 (住所記入不要)羽曳野市教育委員会 歴史文化課までお申込み下さい。

          

申込締切は5月17日(必着)

お問い合わせはрO729−58−1111(内線4480)



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