展示室紹介

arrow_imageイ号館の展示室は再整備のため8月17日(金)から当分の間、閉鎖させて頂きます。


1931年に創設された大阪大学は、 その教育研究の成果として、およそ 200万点にもおよぶ学術標本を研究室 レベルで収集・保管してきました。そして、2002年4月、これらの貴重な標本を 一括して保存・活用する組織として、 総合学術博物館が設立されました。
この博物館は、多くの学術標本を適切な環境で保管し、その情報を一元的に管理し、学内外の教育・研究に有効に活用する ことができるシステム作りとその運営を担っております。
「収集・保存の科学」、「分析・活用の科学」、「再現・展示の科学」を大きな3つの柱 として、大阪大学が生み出す知的 財産を未来に継承し社会に還元する 「開かれた大学」の窓口の役割を果たしていきたいと考えております。

 マチカネワニ化石頭骨
マチカネワニ化石頭骨


展示室配置

総合学術博物館の建物は計画中ですが、 イ号館に仮の展示室をオープンしました。
この常設展示室には、『マチカネワニと キャンパスの博物誌』というテーマのもとに 「待兼山の自然・環境の変遷」、「発見!マチカネワニ」、「人々の暮らしの足跡(待兼山と中之島地区)」、 「待兼山ゾーンの将来構想」の4つのコーナーを設け、一般公開しています。
1964年に理学部の建設現場で発見された ワニの化石を中心に、キャンパスの自然や埋蔵文化財に親しんでいただける展示といたしました。 このマチカネワニ化石は尾骨以外がほぼ完全に 揃った珍しい貴重標本として知られていて、 世界でも最大級のワニであったと推定されます。また里山の自然を残す待兼山を通り抜ける 散策路も整備され、展示室のあるイ号館の 建物は国の登録文化財に指定されています。

マチカネワニイラスト


マチカネワニとキャンパスの博物誌
A 待兼山の
 自然・環境の変遷
“Nature of Machikaneyama―Changing Environment”
展示室Aゾーン写真 待兼山(標高77.3m)には今ではめずらしい 里山の自然が残されています。この地域の 古地図なども展示し、環境の変遷について 考えます。
B 発見!
 マチカネワニ
Discovery: Machikane-wani Crocodilian”
展示室Bゾーン写真 約40〜35万年前と推定されるマチカネ ワニ化石は、世界でも最大級の貴重な 標本です。復元模型とともに実物化石の一部を展示しています。
C 人々の
 暮らしの足跡
“Trace of People's Lifestyle in Distant Times”
展示室Cゾーン写真 待兼山の古墳と大阪大学中之島センター建設現場 から発掘された土器などにより当時の人々の暮らしを考えます。
D 待兼山ゾーンの
    将来構想
“Future Plan of Machikaneyama Zone”
展示室Dゾーン写真 待兼山の自然や考古遺跡と調和する博物館の将来構想を展示しています。

下の写真の床に描かれたパターンは、マチカネワニ化石の出土状況を再現したものです。
展示室床写真


アクセスマップ
●開館時間 10:00〜16:30
●休 館 日 土・日曜日と祝日
●交  通 阪 急 電 車 ・・・ 石橋駅下車、徒歩 10 分
       モノレール ・・・ 柴原駅下車、徒歩 15 分

団体での見学は事前にご連絡ください。


大阪大学総合学術博物館
〒560-0043 豊中市待兼山町1-16 TEL:06-6850-6715
URL http://www.museum.osaka-u.ac.jp

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