日 時:2006年5月28日(日)10:30~15:00
関西二期会ソプラノ 畑田 弘美
ピアノ 吉山 輝
楽器にはさまざまな種類があり、また、それぞれに独特の個性があります。今回は「歌」と「ピアノ」のお話です。
歌手は世界で唯一の自分の楽器(声)をどこででも演奏できるのに対し、ピアニストはどこで演奏するにも自分の楽器を使う事はできません。しかし、ピアニストは風邪をひいてもへっちゃらですが、歌手にとっては一大事!
このように、同じ音楽家でも楽器が違うと苦労も全く違ってきます。普段、演奏を聴くだけでは知る事のできないお話と、畑田家住宅独特の音の響きの世界を楽しんでみませんか。
堀川 明(大阪大学名誉教授)
眼に見えない小さいモノは顕微鏡で見られる。目の届かない遠くのモノは望遠鏡で眺められる。強い風の中で帽子が飛び、瓦が飛ぶと言うコト、雨の高速道路で車がスリップしやすいと言うコト、舞台で紙吹雪をきれいにキラキラと舞落ちるようにするコトとは理屈で知ることができ、理屈を使いこなせるのは、他の動物と違う人間の特長の1つである。
宇宙に物を打ち上げられる技術を持つ人間は、体長2~3mmの蝶やめだかと同じ大きさと性能を持つロボットを、まだ作ることができない。
身近にあるモノが変化したり、コトが動くときには、それぞれを法則が支配している。それらを知ると、何を見ても、何が起きても、また大自然のたたずまいまでもが、それらが楽しく、美しく思えるようになる。
わたし(80才まで講義を続けた退役老教授)は、皆さんにモノやコトの中に共通する幾つかの理屈をお知らせし、それによって皆さんが、森羅万象(世の中の全てのモノとコト)は、すばらしく整っていて美しいことを知ってほしい。
また皆さんは、物事を見る目を深め、考える力を鍛え、この大自然の中ですばらしく楽しく生きてもらいたい。
場 所:国の登録文化財 畑田家住宅
対 象:小学5・6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください)
主 催:畑田家住宅活用保存会
協 賛:大阪大学総合学術博物館
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