世界にはばたく研究者
大阪帝国大学には、日本の科学の中心を担う新進気鋭の研究者が集まりました。自由な研究環境のもと、数々のユニークな研究が行われました。土星型原子模型で知られる初代総長・長岡半太郎(1865-1950)をはじめ、中間子論を発表してノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹(1907-1981)、八木アンテナで知られる通信工学の八木秀次(1886-1976)、サイクロトロンの建設に尽力した原子核物理学の菊池正士(1902-1974)、漆の分析を行い日本の有機化学研究を牽引した真島利行(1874-1962)などの業績を紹介しています。