みる科学
肉眼では見えない世界を見たいという飽くなき探求心が、光学顕微鏡、電子顕微鏡、超高圧電子顕微鏡を生みました。さらに、より小さい分子の構造や仕組を明らかにするために、X線構造解析などの技術が発展しました。大阪大学の源流である懐徳堂で学んだ中井履軒(1732-1817)が、顕微鏡による観察記『顕微鏡記』を著した頃の顕微鏡や、大阪帝国大学の菅田栄治(1908-1988)が制作した国産初の電子顕微鏡などを展示しています。また、最新の電子顕微鏡やX線構造解析法を用いたタンパク質構造解析や病原微生物の研究成果も紹介しています。