第9回 畑田塾

2007年5月13日(日)10:30~15:00

 

「アフガニスタンのこどもたち」                        

西垣 敬子(宝塚・アフガニスタン友好協会代表)                afgahn-children                 

 2001年11月に戦争が終わるまでの23年間アルガニスタンは戦乱のなかにありました。子どもたちは生まれた時から平和を知らず、難民となって国外へ出たり、あるいは、すべてを失って国内避難民となったり、家族や親を失って孤児となったりと、きびしい生活を強いられてきました。そんなこどもたちの姿を映像で見ていただくことで、日本の子どもたちが平和について考える時間を持てればと願っています。

 

「仕組みがわかると技術がつくれる―立体視を例に―」

西田 正吾(大阪大学大学院基礎工学研究科長)  nozoki-karakuri

 人間の命や自然現象の仕組みがわかるとそれを利用した新しい技術が生まれてきます。ここでは、人間の目が、ものの遠近をどのようにして見分けているのか、いわゆる立体視の仕組みの解明を例にを取り上げ、3次元的な臨場感や立体視を可能にする手法がどのように開発されてきたかを紹介します。いくつかのものについては、参加者の皆さんに実体験してもらうことで、お話を分かりやすくするつもりです。

写真は江戸時代の半ばに流行した、「覗きからくり」で、透視図法で書かれた風景画などをレンズ越しに覗くと、立体的な奥行きが出るというものです。円山応挙なども若いころにはこの覗きからくりのための絵を描いていました。このような歴史的なお話も交えたいと思っています

 

                                
対 象:小学5.6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください) 
参加費:無料
場 所:国の登録文化財 畑田家住宅                          
 

畑田家住宅へのご案内

所在地 羽曳野市郡戸470

    TEL: 0729-55-4101

交通

近鉄南大阪線恵我ノ荘駅から南へ徒歩30分 / 近鉄南大阪線河内松原駅から近鉄バス平尾行きに乗車、郡戸(こうず)下車徒歩3分 / 近鉄南大阪線河内松原駅あるいは藤井寺駅からタクシー10分

 

主催 :畑田家住宅活用保存会

協賛 : 大阪大学総合学術博物館

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