畑田家住宅(登録有形文化財)を一般公開!同時開催 フォーラム「日本建築と音の響き」 

一般公開

平成11年6月に国の有形文化財に登録された畑田家住宅は、羽曳野市郡戸の旧家で、田の字型の主屋や長屋門とそれに続く2棟の蔵や納屋などは明治時代の屋敷構えの趣きをよく残しています。この貴重な文化財を一般に公開しますので、奮ってご参加ください。

 

日 時:2007年11月18日(日)10:30~12:00

費 用:無料

場 所:国の登録文化財 畑田家住宅 

 

フォーラム「日本建築と音の響き」

第一部 畑田家コロセウムでのミニコンサート (13:00~14:00)

 田家住宅には、四方を主屋、付属屋、長屋門、蔵、納屋の木造建築と土塀で囲まれた庭があります。
今回は、主屋の中だけでなく、このコロセアムのような庭で、音がどのように響き、また、その響きがどのように共鳴しあうかを、実験してみたいと思います。楽器による違いも、耳と体で感じ取っていただきたいと思います。使用する楽器は:フルート(北野麻里子)、クラリネット(門小夜子)、オーボエ(小林千晃)、ヴァイオリン(比奈本茜)、人の歌声(畑田弘美)です。
ただ、このコンサートは、雨が降れば室内で行わざるを得ません。当日お天道様が姿を見せてくださることを祈るのみです。

 

第二部 講演と討論 「日本建築と音の響き」 (14:00~17:00)
高橋  憲明 (大阪科学館館長・大阪大学名誉教授)
私たちが音を聞くとき、その響きが好ましいかどうかは、目的によって変わってきます。音は音源から出て、伝搬しながら形を整え、音の受け手に到達します。一方、音の響きが問題になるのは、このように直接伝わる成分に対して、反射したり干渉したりして到達する成分が、音の性格に重要な寄与をするからです。日本建築にもいろいろありますが、日本の伝統的な木造建築を世界の各種の建築と比べて考えてみると、建築様式が私たちの音の捉え方に大きな影響を及ぼしていることが分かります。このフォーラムでは、音の物理と感覚について、物理学者の立場からいくつかの問題提起をしたうえで、畑田家住宅でのこれまでの音楽会の結果も踏まえつつ、音楽空間としての日本住宅の問題を、参加者の皆さんと一緒にいろいろな角度から考えてみたいと思います。

 

日 時:2007年11月18日(日) 13:00~17:00

定 員:先着30人

費 用:無料

問合せ先:羽曳野市教育委員会  歴史文化課 ℡: 0729-58-1111

 

主 催:畑田家住宅活用保存会

協 賛:大阪大学総合学術博物館

 

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