■内容:
昭和初期の大阪は、日本最大の人口を誇り「大大阪」と呼ばれました。またこの時期は電気が街中で広く普及しはじめた頃で、夜の街のネオンや街灯、家庭での電気製品は、時代の最先端をゆくモダンなものでした。
この展示会では、「大大阪」時代の街中を照らした照明や、日本初の科学館としてオープンした大阪市立電気科学館などについての写真や資料を紹介します。
■日時:8月12日(水)~10月12日(月・祝)
9:30~16:45(展示場の入場は16:00まで)
■場所:展示場4階
■参加費:展示場観覧料が必要です。
大人:400円 大・高生300円 中学生以下無料
※8/12~8/26は、展示場の観覧料は無料となります。
■応募方法:当日、直接会場へお越しください。
■主催:大阪市立科学館
共催:大阪大学総合学術博物館
■概要:
1.電気はモダン
大正後期から昭和初期、大阪の街には電気照明やネオンが設置され、夜の街を照らすようになります。また、
電気を用いた市電や地下鉄が走り、一般家庭にも電気が引かれました。この時代には電気は新しい文化の
一つとされ、モダンなイメージを持っていました。
■展示品:
・昭和初期の絵葉書(通天閣ライトアップ、橋の欄干街灯、など)
・昭和初期ポスター(地下鉄開通ポスター、など)
・大阪市電気局十周年懸賞写真帖、昭和初期の家電製品(トースター、電気炊飯器など)
2.映画「大大阪観光」に見られる電気
1937(昭和12)年の映画「大大阪観光」(大阪市指定文化財)は、大阪市電気局・産業部が大阪の観光宣
伝のために作ったもので、昭和初期の大阪の様子がふんだんに描写されており、その中には大阪の街の夜
を彩るネオンや街灯のシーンも見られます。また、電気普及のために開設された電気普及館、オープンし
たばかりの電気科学館も紹介されています。
■展示品:・「大大阪観光」のシーン写真(地下鉄、ネオン、電気科学館など)
3.電気科学館
1937年には、日本初の科学館「電気科学館」がオープンしました。電気の普及のために、電気の原理や
その応用を紹介した展示や、最新鋭のプラネタリウムなどが設置されました。
■展示品・電気科学館パンフレット、チラシ、ポスター、写真、など
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