第12回 畑田塾

2010年3月21日(日)10:30~15:00

 

「クモの糸の不思議」大崎 茂芳(奈良県立医科大学教授)

osaki-150クモを眺めていると、クモの細い糸はどれぐらい強いのだろうか?芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように、本当にヒトがぶら下がれるものなのだろうか?クモは細い糸(命綱)にぶら下がっているが、なぜ切れて落ちないのだろうか?また、4億年もの進化のkumo-150歴史をクモはどのようにして生きのびてきたのであろうか? などいろいろな疑問が湧いてきます。もしかしたら、クモの糸には何か秘められたものが隠されているのかもしれません。まさに、クモの糸は秘密のベールに包まれているようにも思われます。そこで、疑問を解き明かすべくベールの中を覗いて見たところ、クモの命綱にはびっくりするような“しくみ”のあることが分かってきました。ここでは、それらの秘密の一端に触れてみたいと思います。

 
 
 「畑田家を探検してみよう!」畑田 耕一(大阪大学名誉教授・畑田家当主)
               石井 智子(1級建築士)
hari-160古い木造住宅には昔の人が考えたことが詰まっています。昔の人が作った仕組みや道具など生活の工夫も一杯あります。これらを見たり、触ったり、あるいは、いろいろと考えるのは大変面白いことです。この講座では、まず、皆さんに畑田家の中を探検してもらいます。その後で、「どうしてこんなところに小さな部屋があるのだろう?」、「この道具はどうやって使ったのだろう?」というような、探検中にみなの頭に浮かんだ疑問・質問を先生と一緒に考えてみたいと思います。先生には、畑田家当主の畑田耕一と一級建築士の石井智子が当たります。このようなやり方で、物事を考えるのに大事な力は想像力です。想像力は科学・技術の根本の力でもあります。この塾に参加して、想像力を高め、いろいろな難問を解決する力を身につけ、世界に役立つ人に育ってくださることを期待しております。「畑田塾からノーベル賞」となれば嬉しいのですが。
 
対 象:小学5.6年生から中学・高校生まで(出来れば保護者も一緒にご参加ください) 
参加費:無料
場 所:国の登録文化財 畑田家住宅                          
 

畑田家住宅へのご案内

所在地 羽曳野市郡戸470

    TEL: 0729-55-4101

交通

近鉄南大阪線恵我ノ荘駅から南へ徒歩30分 / 近鉄南大阪線河内松原駅から近鉄バス平尾行きに乗車、郡戸(こうず)下車徒歩3分 / 近鉄南大阪線河内松原駅あるいは藤井寺駅からタクシー10分

 

主催 :畑田家住宅活用保存会

協賛 : 大阪大学総合学術博物館

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