大阪大学創立80周年記念展 豊中市制施行75周年記念事業 阪大生・手塚治虫 ―医師か?マンガ家か?ー
会 期:2011年4月28日(木)~2011年6月30日(木)
会 場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館
日本を代表するマンガ家手塚治虫は大阪大学の卒業生です。終戦の直前1945年に大阪大学医学専門部に入学し医師を目指しました。また、手塚治虫がマンガ家としてデビューしたのは翌年の1946年でした。当時中之島にあった医学専門部での講義・実習が終わると、角帽を脱ぎ、かわりにトレードマークとなったベレー帽をかぶってマンガ家に変身、そのまま松屋町の出版社へと赴く日々が始まりました。手塚治虫はまるで「ジキル博士とハイド氏」のように、まったくちがう二つの世界をかけもちしながら学生生活を送っていました。 阪大在学中の1950年には東京の出版社で代表作の一つ「ジャングル大帝」の連載も開始し、東京と大阪を片道11時間もかけて往復する超多忙な生活となりました。阪大を1951年に卒業する頃には、マンガ家・手塚治虫の名は全国へ轟くようになっていました。1952年には大人気マンガ「鉄腕アトム」の連載を開始するまでに至っています。さらにおどろくべきことに、同年7月には「医師国家資格」を取得しています。 本展覧会では、文化・芸術・自然豊かな北摂地方(豊中・宝塚)で育ち、中之島や松屋町といったにぎやかで活気あふれる街で学生生活を送った手塚治虫の学生マンガ家時代の生活を、「作品」や「写真」その他の資料により振り返るとともに、手塚治虫を成功へと導いた、「雅と俗」を併せもつ「大阪」の秘密を紹介していきます。大阪大学創立80周年を記念するとともに、大阪のすばらしさの一端を再認識していただくことを本展覧会の趣旨といたします。
主 催:大阪大学総合学術博物館、大阪大学創立80周年記念委員会
共 催:大阪大学大学院医学系研究科、豊中市・豊中市教育委員会
後 援:朝日新聞社
関連企画
<ミュージアム・レクチャー> | |
4月30日(土) | 二人以上の手塚治虫 ~現役科学者から見た手塚の不思議~ |
5月 3日(火・祝) | 父親としての手塚治虫 |
5月28日(土) | 手塚治虫のマンガ・アニメーションの歴史的位置 |
6月 4日(土) | 大阪大学医学部:来し方を振り返り、未来を想う |
各日13時30分~15時 参加無料、事前申込不要、当日先着順 修学館3階セミナー室にて |
関連イベント
<手塚治虫物語/トークと講談> | |
日時 | 5月14日(土)14:00ー16:00 |
場所 |
豊中市立ルシオーレホール (阪急宝塚線・大阪モノレール 蛍池駅直結ルシオーレビル北棟4F) |
入場無料、参加自由、30分前受付開始 問い合わせ先:豊中市文化芸術・国際室 (TEL:06-6858-2503) |
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