ヒマラヤ―変わり行く景観
会 期:2012年7月17日(火)~2012年8月25日(土)
会 場:大阪大学総合学術博物館 修学館
「世界の屋根」とも呼ばれるヒンズークシュ・ヒマラヤ山系が今、地球規模の気候変動の重大な影響を受けています。
1950~60年代、オーストリアとスイスの科学者がネパール・エベレスト地域の氷河を詳細に研究し,何百枚もの写真を撮影しました。そして、2007年に山岳写真家アルトン・バイヤーズは同じ場所を訪れて再現写真を撮影し、半世紀の間に起きた景観の変化を明らかにして見せました。
わずか数十年しか違わない時期に写された写真には、世界的な気候変動によって氷河や氷河湖が変化した衝撃的な様子がはっきり写し出されていました。
この気候変動の影響は山の景観にとどまりません。水、農業、生物をはじめ人々が生きてゆく基本であるいろいろな要素に影響が及びます。本写真展では、変化するヒマラヤ山系の衝撃的な姿を展示し、多くの人に地球環境の激変に注目してもらいたいと考えています。
併設して大阪大学山岳会が高峰マナスル(8163 m)の東に位置する P29峰(7835 m)へ送った登山隊(1963~1970年)の記録写真を展示します。登山隊は4度目の遠征で頂上に達し、民家や医療事情、薬草に関する調査も行いました。4次隊の活動を紹介します。
主 催:山岳総合開発国際センター(ICIMOD)、日本ヒマラヤン・アドベンチ
ャー・トラスト(HAT-J)
共 催:大阪大学総合学術博物館
協 力:大阪大学21世紀懐徳堂
関連企画
<ミュージアムレクチャー> | |
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8月17日(金) | |
会場:待兼山修学館 3階セミナー室 時間:13時~15時 参加無料、申込不要 |
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