2013夏期ミニ企画展

「日本にいた!“絶滅”古生物」                      ―阪大博×化石ハンター×古生物イラストレーター―

会期:2013年7月20日(土)~2013年8月31日(土)

会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館

 

川崎悟司氏による古生物イラス

大阪大学総合学術博物館では、日本で発見された化石に焦点を当てたミニ企画展「日本にいた!“絶滅”古生物―阪大博×化石ハンター×古生物イラストレーター―」を開催します。当館では、昨年に世界各地から貴重資料を集め、創立10周年記念第5回特別展「巨大ワニと恐竜の世界―巨大爬虫類2億3千万年の攻防―」を開催し、好評を博しました。今回はそのスピンオフ企画です!

ここ大阪の地では、本学所蔵のマチカネワニ(Toyotamaphimeiamachikanensis)を始め数多くの古生物化石が発見されています。本ミニ企画展では、「国内最大級の獣脚類の歯化石」や「九州初発見のクビナガリュウ(サツマウツノミヤリュウ)の顎化石」、「大阪府下で発見された本邦初報告のモササウルス類(Prognathodon 近縁種)の顎化石」など、日本で発見された話題性の高い大型脊椎動物の実物化石を中心に展示します。また、マチカネワニ発見当時に採取した資料群から、昨年新たに見つかったマチカネワニの部分化石も特別展示します。さらに古生物イストレーターの協力を得て、臨場感あふれる復元画も一緒に展示する予定です。

本ミニ企画展は、春期・秋期の展覧会の間を埋める特集展示として、また夏休み期間でもあり、小中学生、高校生、大学生などの若い世代にも楽しんでいただける企画として、当館で初めての試みです。本ミニ企画展を通して、若年層、特に小中学生のサイエンスへの興味を掻き立てるとともに、大阪大学の魅力をアピールできることを期待しています。なお本ミニ企画展では、計7回のミュージアム・レクチャーも予定しています。

 

主催:大阪大学総合学術博物館

協力:北海道大学総合博物館、京都造形芸術大学、鹿児島大学理学部、大阪大学21世紀懐徳堂、和歌山県立

   自然博物館、きしわだ自然資料館、パナソニック㈱、パナソニック出光OLED照明㈱、築地書館㈱

関連企画

<ミュージアムレクチャー>
7月20日(土)

化石発掘は愉しい:大物化石発掘の秘訣

古生物イラスト作成裏話

7月27日(土) 大阪にもいた大きな古生物たち
8月10日(土) モササウルス化石の発掘記
8月17日(土) 化石由来生薬『竜骨』研究の最前線:資源の保護と活用
8月24日(土) マチカネワニの深まる謎
8月26日(月) フィールドと最新恐竜研究~恐竜発掘の現場から
8月31日(土) 奇石と古生物:化石今昔物語

会場:待兼山修学館 3階セミナー室 

時間:11:00~12:00 聴講無料、申込不要

※レクチャー後に、希望者向けにミュージアムトーク(約20分の展示解説)を実施。

 

  

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