日時:2016(平成28)年12月18日(日)14:00〜17:30
場所:大阪大学中之島センター 講義室304
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53
tel. 06-6444-2100
https://www.onc.osaka-u.ac.jp/
定員:80名[聴講無料、事前申込み不要、当日先着順 (開
場は13:30より)]
主催:大阪大学総合学術博物館
【趣旨】
関西に生まれた戦後日本を代表する前衛美術グループ「具体美術協会」(略称:具体、1954-1972年)は、激しい身体行為の痕跡や生々しい物質感が特徴的な作品群で知られますが、その活動についてはこれまで、戦前との繋がりあるいは同時期の他の前衛的動向との関わりという観点から問われることがほとんどありませんでした。このような従来の解釈を複数の視点から再考する研究の一環として、2016年度よりシンポジウムを一年に一度、継続的に3回行います。今年度は、「具体」と同時代、特に1950年代に活動した他の前衛芸術家たちとの関係をテーマにし、研究者による発表・討議を通して、彼らの共通性ならびにそれぞれの固有性について考えます。
「具体」のみならず近現代日本美術史の言説をより精緻に編み直そうとするこの試みは、2012年に大阪大学総合学術博物館主催で開かれたシンポジウム「大阪のアヴァンギャルド芸術」、そして翌年の第16回企画展「オオサカがとんがっていた時代 戦後大阪の前衛美術 焼け跡から万博前夜まで」という一連の研究を引き継ぎ、さらなる展開を図るものと位置づけられます。なお本シンポジウムは、平成28年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金 基盤研究(C)課題番号16K02266「具体美術協会」再考—複合的視点から見直す戦後日本美術の一断面—)による研究成果の一部です。
【プログラム】
【発表】
14:00〜14:45 安來正博(国立国際美術館主任研究員)
14:45〜15:30 佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館学芸員)
「「実験工房」と「制作者懇談会」—東京・戦後アヴァンギャルド芸術の展開から—」
15:40〜16:10 加藤瑞穂(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)
16:10〜17:30
【問い合わせ先 】
大阪大学総合学術博物館
〒560-0043 豊中市待兼山町1-13 大阪大学会館内
tel. 06-6850-6715(平日9:00-17:00)
fax. 06-6850-6720
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