サイエンスカフェ143:ハイブリッド民謡の世界:戦前日本の新民謡と現代のフォーク・メタル

サイエンスカフェ@待兼山 (2017年度)

コーディネーター:齋藤 桂(文学研究科)
実施日:2018年1月27日(土)

対象:中学生以上

内容:

戦前日本で流行した音楽ジャンルに「新民謡」というものがあります。民謡風の流行歌のことで《ちゃっきり節》(1927)等が有名です。これらの「新民謡」は、当時日本各地で作られて、いわゆる観光地等のご当地ソングとして人気を博しました。一方、「フォーク・メタル」と呼ばれる音楽が1990年代頃からヨーロッパを中心に登場します。これは、ヘヴィー・メタルに民謡を取り入れたジャンルで、今なお世界各地で人気のジャンルです。これら二つは時代も地域も、そして音楽の雰囲気も全く違いますが、民謡を取り入れた音楽ジャンルという点では共通です。そして、実はその取り入れ方も非常に似通っています。この講座では、これら二つのジャンルの紹介・分析を通して、そもそも民謡とは何かという疑問を共に考えたいと思います。

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