【イベント】落語と絵本のアニューアーレ

【イベント】
落語と絵本のアニューアーレ
 
「古典と新作」の区分が明解な落語ですが、新しい「造り」の根っこから楽しむ“三題噺”は、上方落語の特徴が
より際立ちます。三題噺とは、3つのお題を組み合わせ、自由奔放に新しい落語を造り込むやり方のこと
で、その本格的な上方落語のリアルを無料鑑賞するイベントを開催します。
この企画は、「落語と絵本のアニュアーレ」という壮大なスケールのイベントに仕組まれている大真面目な本邦初
の試みで、今年で第4回目を迎えます。“アニュアーレ”は、次の三部構成になっています。
①引き当てた「3つのお題」から、新しい落語「三題噺」を造り込む
②その「三題噺」から着想を得た「画」を募集する
③その組み合わせの妙から「オリジナルの落語の絵本」を出版する
①の「三題噺王決定戦 1stラウンド」は参加無料で、以下のURLから申し込むことができます。
往復はがき(1枚4名迄OK)での申し込みも可能です。
詳細はこちら:https://teket.jp/4078/35647
これは7/22に開催された「お題抽選会」の様子。各噺家の真剣な様子から、この大イベントが生粋の
「芸のぶつかり合い」であることがご理解いただけるのではないでしょうか。
 
そして、すべてのお題が決まり全員でお披露目。今決まったばかりの「お題」を手持ちし、和やかにも緊張
の面持ち。舞台袖は、当日の司会進行を務められた上方落語協会・会長、笑福亭仁智さんです。
 
※左から(敬称略):桂咲之輔、笑福亭呂好、月亭天使、桂鞠輔、桂福枝、桂三実、露の新幸、桂雪鹿、桂源太、笑福亭喬龍、月亭柳正。お手持ち「三つのお題」は、引き当てた「お題」。【注】桂紋四郎(大阪大学出身)、桂笑金のお二人は当日欠席・代理抽選の結果、それぞれ「猫好き・博物館・風呂敷」「神様・女性専用車両・風船」
 
◎文化のモノづくり! 絵本化の夢を上方落語の大阪から!!
ご覧のように、今年の「三題噺王決定戦 1stラウンド」には13名もの噺家が新作「三題噺」をひっさげ登場します。この真剣勝負を見るだけでも楽しいのですが、ここからは「文化のモノづくり」をご一緒しませんか。
1stラウンドを勝ち上がり、2025年1月末の決勝ラウンド(上方落語の聖地・天満天神繁昌亭で開催)に進むのは、6名の噺家だけ。じつは「絵本化の夢」は、ここで選ばれた6名の新作「三題噺」が『底本』となり絵本化に至ります。大阪大学総合学術博物館はこの審査の主要を担い、さらにそれぞれの専門の領域性から絵本化にも協力します。
そして、「三題噺王決定戦 1stラウンド」では、オーディエンス(客席)審査の手法も整えています。つまり、当日「客席からの1票」が、決勝進出者6名の1票となり、その結果として「絵本づくりに加わることができる!」仕組みとなっています。
 
◎この壮大なスケールのイベントをもっとお知りになられたい方は、公式HP https://annuale.net/ をご確認ください。
 
主催:(一財)大阪市コミュニティ協会
共催:(公社)上方落語協会 / 天満天神繁昌亭
協力:大阪大学総合学術博物館

問合せ:同協会、担当・ lee-y(at)osakacommunity.jp  ※ (at) は @ に置き換えて下さい
※内容により、お返事できないこと。お時間がかかることがございます。

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