モノから始める  高校生のための研究入門

モノから始める 

高校生のための研究入門

令和7年度 大阪大学総合学術博物館 特別展

薬学のチカラで未来を創る〜大阪大学薬学部のあゆみと挑戦〜 関連企画

 

  ミクロなもの、マクロなもの。見えるもの、見えないもの。形あるもの、手に取れないもの。身近なもの。遠い時空のもの。研究者が扱う素材(モノ)は様々です。またその素材にアプローチするため、研究者は様々な道具(モノ)を用いています。

 本講座では、研究の世界でしか扱わないレアなモノからありふれたモノまで、研究者が日々相手(相棒)にしているモノを通じて、研究の世界の一端に触れることができます。

 同じ教育機関として大学が高校と大きく異なる点は、研究です。つまりは数年後、みなさんは研究という新しい世界に飛び込むことを意味します。モノの持つ力を熟知し活用する大阪大学ミュージアム・リンクスが、一足先にモノ=mono=1から研究の世界にいざないます。

 

チラシPDFはこちら

 

対象:高校生

参加費:無料

定員:各回20名 ※事前申込制・先着順

申し込み開始:2025年9月20日(土)10時30分〜 各回先着順

申込方法:大阪大学【知の広場】(下記アドレス)からユーザー登録後、お申し込みください。

https://open-univ.osaka-u.ac.jp/

(お預かりした個人情報は適切に管理し、本事業以外には使用いたしません。)

 

主催:大阪大学ミュージアム・リンクス

(大阪大学総合学術博物館、大阪大学適塾記念センター、大阪大学アーカイブズ)

協力:大阪大学大学院薬学研究科・大阪大学薬学部

 

 


<いずれの回も汚れても良い服装でお越しください。>


 

No.1「薬剤師を体験しよう!」

『薬剤師が病院や薬局で患者様にお渡しするお薬をどのようにして調剤しているのか』を、模擬調剤室で実際に粉薬や軟膏等を使って体験してみましょう。また、バーチャルリアリティやシミュレータなどを活用した最新の薬学教育ツールを体感しましょう。

●学問分野:臨床薬学 

●扱うモノ:医薬品、VRゴーグル、シミュレータロボット

 

定員:20名

日時:2025年10月26日(日)14時〜16時(受付13時30分〜)

会場:大阪大学MA-T共創センター (杏の杜) 1階 アプリコットホール(薬学部棟近く)

 

講師:大石 美奈子(大阪大学大学院薬学研究科 附属実践薬学教育センター准教授)

1966年1月生まれ。神奈川県立横浜平沼高等学校、北里大学卒業。2000年より現職。

20年間の国内外での基礎研究に従事。その後7年半の大阪大学歯学部附属病院の薬剤師を経て、現在は、薬学部の臨床教育に従事しています。

 

廣部 祥子(大阪大学大学院薬学研究科 附属実践薬学教育研究センター講師)

1987年大阪府生まれ。兵庫県立川西緑台高等学校、大阪大学薬学部薬学科卒業。2018年より現職。ワクチンの研究や厚生労働省への出向を経て、現在は大阪大学医学部附属病院の薬剤師を兼務しながら臨床研究を行っています。

 

会場へのアクセス:近鉄バス「阪大本部前駅」下車徒歩7分/ 大阪モノレール「阪大病院前」下車徒歩15分

アクセス詳細:https://www.phs.osaka-u.ac.jp/access.html

ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。


 

No.2「構造生物学と、クマムシ」

クマムシという小さな動物は、乾燥をはじめとする過酷な環境を耐え忍ぶことができ、宇宙空間でも生き延びられることが知られています。そんなクマムシが利用しているタンパク質の働きを、実験を通じて観察します。また、タンパク質の働きを知るためにわれわれがおこなっている構造生物学という分野の研究についても講義形式でご紹介いたします。

●学問分野:タンパク質科学 ●扱うモノ:タンパク質、クマムシ

定員:20名

日時:2025年12月13日(土)14時〜16時(受付13時30分〜)

会場:大阪大学豊中キャンパス 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階セミナー室

 

講師:福田 庸太(大阪大学大学院薬学研究科 助教)

大阪大学理学部卒業。大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士前期課程、大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。コロンビア大学博士研究員、大阪大学工学研究科助教を経て、2019年より現職(先導的学際研究機構生命医科学融合フロンティア研究部門兼任)。

 

会場へのアクセス:阪急宝塚線「石橋阪大前駅」下車徒歩10分/大阪モノレール「柴原阪大前」徒歩20分

アクセス詳細:https://www.museum.osaka-u.ac.jp/guide/access/

ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。


 

No.3「分子生物学の基礎 PCR(DNA増幅)」

DNAの抽出と、その増幅(polymerase chain reaction:PCR)は分子生物学実験において非常に重要なステップです。今回は身近なサンプルを対象にこれらの実験を行い、分子生物学実験の基礎を体験してみましょう。

●学問分野:分子生物学 ●扱うモノ:DNA、サーマルサイクラー、電気泳動

定員:20名

日時:2025年12月20日(土)14時〜16時(受付13時30分〜)

会場:大阪大学豊中キャンパス 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階セミナー室

※実験の待ち時間に昼休憩をはさみます。セミナー室は飲食不可。

昼食をとる場合は1階ミュージアム・カフェ「坂」等をご利用ください。

 

講師:辻野 博文(大阪大学 ミュージアム・リンクス 兼 薬学研究科 准教授)

1984年奈良県生まれ。奈良県立畝傍高等学校、大阪大学薬学部卒業。大阪大学大学院薬学研究科助教を経て、2020年より現職。博物館業務に加えて、薬学研究科で主にタンパク質に関する研究を行っています。

 

会場へのアクセス:阪急宝塚線「石橋阪大前駅」下車徒歩10分/大阪モノレール「柴原阪大前」徒歩20分

アクセス詳細:https://www.museum.osaka-u.ac.jp/guide/access/

ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。(上記No.2の地図をご参照ください)

 


【問合せ先】

大阪大学総合学術博物館

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-20

TEL 06-6850-6284 (月〜土:10時30分〜16時30分)日・祝は休館

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