文化芸術ファシリテーター育成講座「記憶の劇場」 受講生募集

 

受講生募集  受講料無料  7月開始

 

 

平成28年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

大学博物館を活用する文化芸術ファシリテーター育成講座

「記憶の劇場」

 

 

 

記憶の劇場受講生募集チラシ大阪大学総合学術博物館では、大阪大学文学研究科と共催して、劇場や音楽ホール、美術館などと連携して、アート・マネジメント人材育成の講座(大学博物館を活用する文化芸術ファシリテーター育成講座)として「記憶の劇場」を開催いたします。

本講座では、座学や学外での活動を経て、展覧会開催の実地も行います。

 

講座を受講し、文化芸術の企画・運営を進める方法を学ぶ受講生を募集します。

受講生は、本講座で様々な活動を通し、企画の運営や実施の方法について学び、最終的には展覧会の開催を実践します。

 

 チラシダウンロード

 

 

 

 

受講生募集

平成28年度の講座に参加し、企画・運営に携わる受講生を募集します。

応募希望の方は以下の<募集要項>をご確認の上、応募フォームもしくは、よりE-mailにてご応募ください。

応募フォームにてご応募の方→下記応募フォームをご利用ください。
E-mailにてご応募の方→提出書類1、2、3を添付の上、yamazaki [a] museum.osaka-u.ac.jp([a]を@に変更してください。) までE-mailにてお送りください。
募集要項
応募資格:18歳以上。 演劇、音楽、美術、パフォーマンスなど芸術全般に興味があり、芸術関連諸機関等に在勤、あるいはこれらの職種への勤務を希望している方、もしくは自身で既に活動を始めており、さらに学びたい方。
*年間プログラム終了後、修了者には修了証を授与 
定員:15名程度
受講料:無料
応募締切:2016年6月6日(月)15時まで
選考方法:応募者多数の場合は選考します。
選考結果:メール、もしくは電話にて応募者全員に通知します。
提出書類
1、履歴書 高校卒業以降の学歴と職歴。また特に選考の上で役立つと思うものがあれば、具体的に記入してください。
2、裏面の②〜⑦の活動の中から希望する活動を3つまで、第1希望から第3希望まで選んでください。
3、小論文「この講座(特に選択した活動)を受講することによって実現したいこと」(400字程度)
応募フォーム
専用応募フォーム(http://kiogeki.org) よりご入力をお願いいたします。

 

 

本講座についてのお問い合わせ:yamazaki [a] museum.osaka-u.ac.jp までメールにてお問い合わせください。([a]を@に変更してください。)

※いただいた個人情報は本プログラムのため以外には使用いたしません。

 

 

プログラム内容

本講座では、博物館に収められているいわゆる〈ミュージアム・ピース〉の豊かさを引き出し、〈生きたアート〉として公開していく文化芸術ファシリテーターの育成を目指します。様々な〈ミュージアム・ピース〉を活用したり、また創造や収集したりすることで、地域社会との協奏による芸術実践の試みと基礎研究的な潜在力とを連動させた「リサーチ型ミュージアム」のあり方を探求します。演劇、音楽、美術、アートなどばかりではなく、自然科学の領域までカバーして、多様な文化領域のファシリテートに柔軟に対応できる人材育成のプログラムを用意しています。

 

1年を3つの期間に分けてプログラムを実施します。

[第1期] 全体的な理念、学知を学ぶ座学中心の学習期間
[第2期](選択制)②〜⑦の活動に参加し、 具体的な研修を行う期間
[第3期]研修成果を大学博物館において展示・上演する期間(受講生主体での実施・運営)

第1期 セミナー(全員参加)

活動①「「記憶の劇場」オープニング講座」

国内外の公共施設やミュージアムの持つ今日的な意義と問題を学ぶと友に、第2期の各活動の理念を共有することで、<ミュージアム・ピース>を使った<生きたアート>の活用方法を知り、地域社会との協奏による芸術実践について学びます。

第2期 各活動(選択参加)

活動②「地域文化の研究による発信・顕彰とメディアリテラシー」(担当:橋爪節也)

大阪の中之島、道頓堀という対照的な地域を、メディアリテラシーを踏まえ、歴史や文化芸術、現状調査、「運河」というキーワードなどで探り、受講者自身が地域の魅力を発信するペーパーの編集を試みます。

活動③「自然科学に親しむ・触る・アートする」(担当:上田貴洋、伊藤謙)

“研究者”と“自然科学を題材とする作家”の協同によるアートの紹介により、アート分野における科学的知識への“最初の一歩”を体感します。

活動④「オペラ『新しい時代』をめぐるワークショップ」(担当:伊東信宏)

神戸連続児童殺傷事件(1997年)やオウム真理教事件(1990年代)などを暗示する三輪眞弘氏によるオペラ『新しい時代』(2000年初演)の再演を目指し、具体的な上演計画を考えていきます。

活動⑤「パフォーミング・ミュージアム Vol.1」(担当:永田靖)

博物館所蔵の森本薫関連資料を実際に扱い、研究を進めると同時に、関連上演のファシリテートと展示会の企画を行うことで、ファシリテートの手法と考え方を身につけます。

活動⑥「紛争・災害のTELESOPHIA」(担当:山﨑達哉)

破壊、喪失された文化・芸術・芸能の復興とその過程における人々の共生意識に着眼し、ジャンルを限定せずに多種多様な人と出会い、様々な人々と対話しながら作業を進めていく力を培います。

活動⑦ 「ドキュメンテーション/アーカイヴ」(担当:古後奈緒子)

作品を、それが形成する場に関する記憶とともに記録するため、有効なメディア技術について、実践を通してその特性や初歩的な扱いと現場で求められる倫理的な配慮を学ぶとともに、それらをアーカイヴに統合するための基本的な構成や課題について理解します。

第3期 展覧会(全員参加)

活動①「展覧会「記憶の劇場」」 

総合的な芸術ファシリテーターとしての活動成果発表の場として、<ミュージアム・ピース>を活用した、地域社会との協奏による「リサーチ型ミュージアム」のあり方を実践する展覧会を開催します。1年間にわたる本講座の総括として、各活動の成果を展示という形で公開することで、ミュージアムでの新しい展示の方法を学びます。

 

 

 

主催:大阪大学総合学術博物館 〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13(大阪大学会館内)

共催:大阪大学文学研究科

助成:平成28年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

 

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