サイエンスカフェ@待兼山 (2017年度)

サイエンスカフェ@待兼山 (2017年度)

 大阪大学総合学術博物館で、サイエンスカフェを楽しみませんか。コーヒーを片手にゆったりとした雰囲気で、「科学する」とはどういうことか、研究者とともに考えていきます。わかりやすい言葉で“科学”を語ることで、専門家と一般の方の間のコミュニケーション不全を少しでも改善したいと思っています。自然豊かな待兼山でアカデミックなひとときをお過ごしください。皆様のご参加をお待ちしています。お気軽にご参加ください。

開催場所 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館3階セミナー室
開催時間 14:00~15:30まで(17:00閉館)
定員 各回とも30名

参加費

無料

 

 

申込方法

 

 

Webフォーム(申込受付期間確認ページ内のリンクをクリック)、もしくは往復はがき(各カフェのタイトルごとにお申し込みをお願いいたします。タイトル、住所、氏名、年齢、電話番号を明記してください。ご家族でお申込の場合、同伴者の氏名、年齢をご記入ください)をつぎの宛先にご送付ください。

〒560-0043 豊中市待兼山町1-13 大阪大学総合学術博物館

 

申込期間

各カフェのタイトルごとにご確認願います(〆切日必着)

応募多数の場合、原則として抽選で決定します。
抽選結果はメール、もしくはハガキでお知らせします。

主催

大阪大学社学共創本部/総合学術博物館

共催

豊中市立中央公民館

協力

大阪大学21世紀懐徳堂

  

No.142:高温超伝導を探せ! ~新物質発見の舞台裏~

コーディネーター:田島節子(理学研究科)

実施日:2018年1月20日(土)

対象:高校生以上

内容:

超伝導とは、極低温で電気抵抗がゼロになる現象です。抵抗がゼロになれば大電流を流せますし、送電のときに電気が失われる無駄もなくなります。ところが問題は、マイナス270度もの低温にしなければいけないことでした。そこで、何とかもっと高い温度で超伝導になる物質はないかと、多くの研究者が新物質合成に挑戦してきました。ノーベル賞につながった大発見から、大学生の手による数々の小さな発見、さらには最近発見された室温超伝導まで、成功と失敗の悲喜こもごもの物語をお話しいたします。

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No. 143:ハイブリッド民謡の世界:戦前日本の新民謡と現代のフォーク・メタル

コーディネーター:齋藤 桂(文学研究科)

実施日:2018年1月27日(土)

対象:中学生以上

内容:

戦前日本で流行した音楽ジャンルに「新民謡」というものがあります。民謡風の流行歌のことで《ちゃっきり節》(1927)等が有名です。これらの「新民謡」は、当時日本各地で作られて、いわゆる観光地等のご当地ソングとして人気を博しました。一方、「フォーク・メタル」と呼ばれる音楽が1990年代頃からヨーロッパを中心に登場します。これは、ヘヴィー・メタルに民謡を取り入れたジャンルで、今なお世界各地で人気のジャンルです。これら二つは時代も地域も、そして音楽の雰囲気も全く違いますが、民謡を取り入れた音楽ジャンルという点では共通です。そして、実はその取り入れ方も非常に似通っています。この講座では、これら二つのジャンルの紹介・分析を通して、そもそも民謡とは何かという疑問を共に考えたいと思います。

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No. 144:司法にたどり着けない人々の救済―ー法テラスと司法ソーシャルワーク

コーディネーター:仁木恒夫(法学研究科)

実施日:2018年2月17日(土)

対象:高校生以上

内容:

社会にはたいへんな問題を抱えていても、自分から動けない人、動くことを思いつきもしない人がいる。そして、独居高齢者、三世代にわたって精神疾患を抱える家庭、DV被害者などは、法律上の問題だけでなく生活、医療、教育など様々な問題を同時に抱えていることがある。そうした人々を救済する弁護士活動が、国家制度として数年前から始まり、広がりをみせている。それはどのような活動なのかを紹介し、意見交換を行いたい。

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No. 145:生物の無機を化学する

コーディネーター:舩橋靖博(理学研究科)

実施日:2018年2月24日(土)

対象:高校生以上

内容:

金属は無機物で、生物と全然関係ないと思うかもしれませんね。実際、皆さんの体のほとんどが水や有機物で構成されていて、体の中に金属があると実感している人は少ないと思います。でもミネラルといえば、ドラッグストアの水やサプリメントを連想するかもしれません。ナトリウムやカルシウムなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属だけでなく、もっと微量でありながら生物に必要不可欠な元素のなかには、鉄や銅などの遷移元素も含まれています。金属は太古の生命誕生のときに生物に取り込まれて進化を共にし、現在に至っているのです。その様な金属が体の中で担っている大切な役割についてお話ししましょう。

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No. 146:“電子の目”でみる新しい世界

コーディネーター:伊藤 謙(総合学術博物館)

実施日:2018年3月3(土)

対象:高校生以上

内容:

光学顕微鏡よりも小さいものがみえる顕微鏡があることを知っていますか?電子の目でみる“電子顕微鏡”は、光の目でみる顕微鏡の1000倍以上も小さいものをみることができる顕微鏡です。日本においては、1940年(昭和15年)に菅田榮治(大阪大学)により、国産第一号の電子顕微鏡が開発されました。以来、電子顕微鏡の進歩は目覚ましく、事務机に置けるような小型の機器も開発され、博物館の資料研究でも活躍しています。研究における電子顕微鏡の使用例を紹介し、実際に電子顕微鏡を使う実習も行います。

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No. 147:子どもの事故は誰が防ぐ? 子ども、親、地域がすべきこと/strong>

コーディネーター:岡 真裕美(人間科学研究科)

実施日:2018年3月10日(土)

対象:高校生以上

内容:

悲しいことに、子どもの死因で「不慮の事故」は常に上位にあります。しかし、「不慮」とは「予想できないこと」。その事故は本当に「不慮」だったのでしょうか?子どもたちがどういった怪我で受診、救急搬送されているかを例に挙げ、事故発生のメカニズムや、事故防止について心理学の理論とともにお話しいたします。また、府内の小学校で4年連続実施している安全教育の例から、子どもたちの安全意識が何歳頃から芽生え、大人のそれとどう違うのか、乳児、幼児、小学校低学年、高学年ごとにどういったサポートが効果的かについて検証します。子どもが暮らしやすい地域は大人も暮らしやすい地域です。安全について「我がこと」として一緒に考えてみませんか。

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