【大阪的シンポジウム】
大阪ヴィジョン 歴史と文化のポテンシャル
@北御堂
開催日時:2025年9月6日(土)13:30開演《終了予定16:45》 / 開場13:00
会場:浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院(北御堂)2階ホール
大阪市中央区本町4-1-3
《大阪メトロ・本町駅A階段・2番出口スグ》
アクセス⏩https://www.kitamido.or.jp/omairi/access-map/
(会場は大阪大学総合学術博物館ではございませんので、ご注意ください!)
主催:大阪大学総合学術博物館/(一財)大阪市コミュニティ協会
協力:浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院(北御堂)、
専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(デザイン画作成・提供)
制作協力:コミュニティ・リゾート®
※本イベントは公益財団法人 芳泉文化財団
「2025年度 地域文化活性化分野」の一部助成を受けています。
定員:130名(事前申込制・先着順)
参加費:お一人500円(当日資料代として)
◼️お申し込み方法
↓お申し込みは以下のサイトからお願いします↓
https://r7osakavision.peatix.com(Peatixのサイトへ移行します)
開催趣旨
大阪大学総合学術博物館と(一財)大阪市コミュニティ協会とが共催する「大阪的シンポジウム」は2023年が第1 回。今回が第3 回です。“大阪的” とは大阪大学の学びの資質とコミュニティ協会の市井の資質が混ざりあって生じる「気付き」に期待値を込め採用した表現で特に今年はこの国を代表するシンボルロード・御堂筋の北御堂に会場提供いただき「その地」からosaka を見つめます。
大阪は、都市としての始まりのひとつを大坂本願寺に持っている。上町台地の北端に、寺内町という宗教を核とする都市が開かれた。のちにその場所には大坂城が築かれ、城下町は上町から船場、島之内へと拡がり、都市大阪の基礎が定まった。
私たちは、まず大坂本願寺と大坂城に目を向け、都市大阪の来歴を通観する。次いで、会場である北御堂が大阪の真ん中というべき場所船場、御堂筋に位置することに鑑み、このエリアにおいて文化、美術、国際交流はどのように展開してきたのか、そして今後はどうなるのかという観点を導入し、都市の文化について考察を加える。
パネルディスカッションでは、歴史・文化・宗教などの多様な視点を通して、過去から未来へとつづく「大阪のポテンシャル」を検証し、「都市大阪のヴィジョン」を探ってゆく。
[当日のプログラム予定]
※プログラム・時刻は微調整する場合があります
——–はじまり 13:30 ——–
司会:大阪市コミュニティ協会 是枝加奈子
主催者挨拶・趣旨説明 10 分
船越 幹央 (大阪大学総合学術博物館 副館長)
1964 年、京都市生まれ。大阪市立博物館、大阪歴史博物館の学芸員を経て、2023 年より現職。専門は日本近代史・文化史で、大阪・京都など都市で生きる人々の生活・文化・意識を研究している。主著に『看板の世界』(大巧社)、『大阪の橋ものがたり』(共著、創元社)などがある。NHK「ブラタモリ」大阪キタ編・ミナミ編などに出演し、街歩きの楽しさを伝えている。
1.基調講演 45分
「大坂本願寺から大坂城、城下町へ」
宮本裕次(大阪城天守閣 館長)
1966年静岡県生まれ。1992年より大阪城天守閣学芸員。2022年より現職。専門は日本近世史・地域史。大阪城天守閣では『浪人たちの大坂の陣』『幕末大坂城と徳川将軍』『天守閣復興』など、近世から近・現代に至る大阪城関係の展覧会を担当した。また『徳川時代大坂城関係史料集』の編集を通じて近世大坂城の実態解明に取り組み、「大坂定番制の成立と展開」「徳川政権成立史における『徳川再築大坂城』」など、関連する論考を発表している。
2.報告 各25分
<1>「北御堂と朝鮮通信使・国際文化交流」
波瀬山祥子(大阪大学総合学術博物館 研究支援推進員)
1989年熊本県生まれ。北海道教育大学函館校卒業後、美術史の面白さに目覚め、大阪大学大学院文学研究科 日本・東洋美術史研究室へ進学、文学修士。日本学術振興会特別研究員DCI、嵯峨嵐山文華館(福田美術館準備室兼務)学芸員を経て2021年より現職。この度の発表「北御堂と朝鮮通信使・国際文化交流」は、これら美術史的な研究テーマから導き出された成果・内容となっている。
<2>「船場派の美術から大大阪の時代まで」
橋爪 節也(大阪大学 名誉教授)
美術史家。近世・近代を中心に大阪の文化芸術を広く調査研究している。編著書に『大大阪イメージ―増殖するマンモス/モダン都市の幻想』『 原寸復刻「浪花百景」集成』『 翼のある大阪―近世近代美術史論集』(創元社)、「戦後大阪のアヴァンギャルド芸術―焼け跡から万博前夜まで」『 大大阪と画家たち』(大阪大学出版会)など多数。2024年 第13回水木十五堂賞受賞。
<3>「 船場の街と近代建築」
青山 修司(大阪住宅株式会社 専務取締役)
神戸大学大学院法学研究科前期課程修了後、大阪住宅㈱に入社。幼少期より邦楽に親しみ、都山流尺八楽会大師範上田鶴有山に師事。正派邦楽会の妹と青山ビルでのワークショップを開催。現在、大阪府登録文化財所有者の会事務局長・国登録有形文化財全国所有者の会の理事・事務局長として、所有者の意見集約や保存活用活動を行う。報告書として、「国登録有形文化財建造物の保存と活用のシステムの構築と課題」などがある。
——– 休憩 15分 ——–
3.パネルディスカッション 50分
「大阪の歴史・文化的ポテンシャル」
パネラー(五十音順):青山修司 / 橋爪節也 / 波瀬山祥子 / 宮本裕次
ファシリテーター:船越幹央
——–終了(予定)16:45 ——–
[本件・問い合せ先]
大阪大学総合学術博物館 Tel 06-6850-6284
担当:波瀬山(はせやま)(10:30-16:30 水・日・祝除く)
(一財)大阪市コミュニティ協会
担当:李有師(り ゆうじ) lee-y(at)osakacommunity.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい