連載コラム「中村貞夫とその芸術」
大阪大学総合学術博物館は、豊中市立文化芸術センターとともに2018年に洋画家中村貞夫の回顧展「洋画家 中村貞夫 四大文明の源流を求めて 探究の旅、描きとめる熱情 」を開催しました。大阪にうまれ、大阪大学を卒業した中村貞夫は、現在も制作を続ける油絵画家です。このコラムでは、展覧会では伝えきれなかった中村の魅力を、中村貞夫に関わりのある論者から、様々な視点を通じ伝えていきます。
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第7回 2020年12月25日
橋爪節也「中村貞夫の藝術 四大文明から大阪風景への回帰」vol.6
水の都大阪に生まれ育った中村貞夫。このコラムでは第1回から第5回にかけて中村の画業を見てきました。大学時代に学んだデカルト哲学、小磯良平、伊藤継郎をはじめとした同時代の関西戦後美術との関わり、そして水都大阪という土地性は、幾重にも織り込まれ中村の絵画に結集しています。最終回である今回は、そうした中村貞夫の芸術の重層性についてまとめていきます。(武澤)
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次回から3回に分け、武澤里映(大阪大学文学部4年)による「中村貞夫の視覚構造-「四大文明」シリーズを中心に―」を掲載します。第1回である次回は2021年1月20日公開予定です。
企画・編集:橋爪節也・武澤里映
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