竹中哲也「帝国大学の画家たち  後編」

連載コラム「中村貞夫とその芸術」

大阪大学総合学術博物館は、豊中市立文化芸術センターとともに2018年に洋画家中村貞夫の回顧展「洋画家 中村貞夫  四大文明の源流を求めて 探究の旅、描きとめる熱情 」を開催しました。大阪にうまれ、大阪大学を卒業した中村貞夫は、現在も制作を続ける油絵画家です。このコラムでは、展覧会では伝えきれなかった中村の魅力を、中村貞夫に関わりのある論者から、様々な視点を通じ伝えていきます。

 

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第16回 2021年10月22日

竹中哲也「帝国大学の画家たち  後編」
竹中哲也さんによるコラム「帝国大学の画家たち」の最終回(後編)は、前回・前々回の大阪、東京に続いて、京都と北海道という2つの大学出身の画家に着目します。1人は京都帝国大学を卒業した須田国太郎、もう1人は北海道帝国大学を卒業した坂本直行です。須田国太郎の線描は大阪大学附属図書館に所蔵があり、2010年の大阪大学総合学術博物館の展覧会では中村貞夫の木版画などとともに展示されたこともあります。
本コラムは、帝国大学出身という観点から中村貞夫含む多数の画家を紹介してきました。これらを通じて浮かび上がるのは、知の結集である大学での経験を糧に培われた、画家それぞれの独自の道程です。

 

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企画・編集:橋爪節也・武澤里映

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