大阪大学の学生が作った展覧会 博物館学実習展

 学芸員養成課程の最終段階に、博物館実習という実践的な科目があります。2012年4月から施行された改正博物館法では、学外の施設で実施する従来の実習に加え、学内の博物館施設を利用した「学内実習」の実施が奨励されています。

 大阪大学総合学術博物館では法改正にともない、2010年度より学内実習を担当しています。実習内容は、館蔵資料等を用いた模擬展覧会の企画・開催です。実際の手順に従い、展覧会のコンセプトづくりから展示空間のデザイン、ポスター・チラシの作成、資料・解説パネルの展示に至るまで、学生たちが主体となって展覧会を作り上げていきます。毎年、短い準備期間にもかかわらず、それぞれに特色を持った展覧会を披露してくれています。ただ例年、諸事情により、せっかく出来上がった展示を即日、撤去せねばなりませんでした。担当教員や実習生のみが観覧するだけでは残念であるとの声を頂くことも内外からございました。

 そこで今年度から、大阪大学総合学術博物館の博物館実習で企画・開催された模擬展覧会の模様を一般に「博物館学実習展」として公開することにいたしました。未熟な点も多々ありますが、実習生の努力とアイデアが結実した展覧会を、是非ともお楽しみ下さい。

 

会期:令和6年9月14日(土)~9月19日(木)

会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階 多目的室

主催:大阪大学総合学術博物館

 

◯展示の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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