奈良国立博物館・大阪大学考古資料相互活用促進事業 特集小展示
大阪府の古代・中世の鏡と瓦
ユネスコ世界文化遺産登録記念特別トピック展示
百舌鳥・古市古墳群と野中古墳の出土品
このたび、令和元年度の考古資料相互活用促進事業として、奈良国立博物館と大阪大学の所蔵品を相互に貸借して展示や研究を行うことになりました。この事業によって、奈良国立博物館所蔵品のうち大阪府ゆかりの貴重な考古遺品を大阪大学総合学術博物館において展示することが実現しました。
本年度は、「百舌鳥・古市古墳群」がユネスコの世界文化遺産登録で非常に注目を浴びていることと、大阪大学文学研究科考古学研究室が長年にわたって百舌鳥・古市古墳群にかかわる調査や研究を行ってきたことをふまえ、それら古墳群の周辺地域(堺市・羽曳野市・柏原市)から出土したと伝えられている古代・中世の瓦や鏡を中心に、奈良国立博物館から借用品を選定してみました。
小規模な展示ではありますが、大阪大学のこれまでの展示ではほとんど出品されたことのない、飛鳥時代から平安時代の瓦や鏡の展観となっています。これを機に百舌鳥・古市古墳群への関心がいっそう高まることを祈るとともに、その周辺の大阪府内の遺跡や考古遺品にも目が向けられていくことを切に願います。
また、先日大阪で初の世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群について、かつて大阪大学で発掘調査を行った野中古墳の出土品も一部展示しています。是非ご覧ください。
日程:2019年8月8日(木)~12月21日(土)(予定)
※日曜・祝日は休館。
会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館3F
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