連載コラム「中村貞夫とその芸術」
大阪大学総合学術博物館は、豊中市立文化芸術センターとともに2018年に洋画家中村貞夫の回顧展「洋画家 中村貞夫 四大文明の源流を求めて 探究の旅、描きとめる熱情 」を開催しました。大阪にうまれ、大阪大学を卒業した中村貞夫は、現在も制作を続ける油絵画家です。このコラムでは、展覧会では伝えきれなかった中村の魅力を、中村貞夫に関わりのある論者から、様々な視点を通じ伝えていきます。
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第4回 2020年12月4日
橋爪節也「中村貞夫の藝術 四大文明から大阪風景への回帰」vol.3(2020/12/4)
大阪大学卒業後、中村貞夫は本格的に画業に専念し始めます。今回のコラムでは、20代から60代以降に中村がたどってきた絵画の遍歴を見ていきます。その中で、関西の戦後美術を代表する伊藤継郎や小磯良平、吉原治良率いる具体美術協会と中村貞夫のかかわりから、抽象的な「燔祭」シリーズを経て自然風景に画題を移していく転換の背景まで、中村貞夫の絵画を時系列で追いかけていきます。(武澤)
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企画・編集:橋爪節也・武澤里映
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