松本奉山コンチェルト ―墨の、調べ 。―
会場:大阪大学会館 3F 歴史展示室 入場無料
会期:2015年10月16日(金)〜 2015年11月20日(金)
土曜・日曜・祝日は閉室。ただし大学祭期間中の11月1日(日)・3日(火・祝)は開室。
開室時間:午前 10:30 〜 午後 5:00
主催:大阪大学総合学術博物館
【開催趣旨】
2010年度より開講している博物館実習では、受講生がA・B各日程4班ずつに分かれて模擬展示を企画・実施しています。2013年度末よりその一端を当館Webにて掲載していますが、2014年度から、優秀な展示を歴史展示室にて一般に公開することにしました。今年度は、教員・受講生による投票の結果、女流水墨画家・松本奉山作品を扱ったA-2班およびBー2班が最優秀賞に選出されました。ここでは、A-2班の力作を、みなさまにご覧いただきます(B-2班の展示は、2015年12月14日(月)~2016年1月22日(金)を予定しています)。
【展示概要】
実直な画面の奥に、クレッシェンドする若い情熱を秘めた初期作風。力強く叩きつけるように、フォルテの筆さばきでダイナミックに描く渡欧米期。そして晩年、淡いピアニッシモの点描で表された光と風。
1925年、愛媛県今治市に生まれた松本奉山は、その生涯で何度も渡欧米し、多くの水墨画を異国の地で描きました。1942年に松本尚山に入門し、「墨」の世界を知った奉山は、古く中国画の伝統に縛り付けられたままの水墨画の在り方に疑問を覚え、決まりきった構図、描法にこだわることを嫌います。初めてアメリカに渡った1963年、そこで見た大自然の美しさに胸をうたれ、彼女は、目にしたままの美しさを大胆に墨で描くことを知りました。そうして得られた、自由なみずみずしい水墨画は、海外でも高く評価され、水墨画というジャンルを世界へはばたかせる大きな足掛かりとなりました。
奉山が、享年84歳で亡くなるまで描き続けた多くの作品は、様々なディナーミクの筆さばきであらわされ、そのつど表情を変えます。それはまるで、オーケストラを背後にたずさえ彼女が奏でる協奏曲のよう。この展覧会では、そんな奉山のコンチェルトを、渡米前期から晩年にかけた約10点を通し、3楽章に分けて展観します。
【展示構成】
第1楽章 モデラート ―ひたむきに水墨と向き合い、伝統と闘う―
第2楽章 アレグロ ―爆発するパッションと創意―
第3楽章 アンダンテ ―そして、日本へ―
【主な展示品】
- 《ビック・ベン》
- 《小鳥と池》 ほか10点(大阪大学総合学術博物館蔵)
【イベント】
ワークショップおよびミュージアムトーク
- 2015年12月19日(土)「チャレンジ!水墨画-肌で感じる墨の濃淡-」
14時~15時30分、待兼山修学館3Fセミナー室(展示会場と異なります)にて
定員16名(申込先着順) 15分前より開場
参加無料
講師:松本奉山水墨画会
内容:奉山の画法を学んだ松本奉山水墨画会の面々を講師にお招きし、水墨画体験をします。年賀状に墨で挿絵が描けるかも!?
対象:小中高大生(保護者同伴可)
持ち物:持参可能であれば習字セット
参加方法(要事前申込)
こちらよりお申し込みください。
記入事項:氏名、住所、年齢、電話番号、メールアドレス、習字セットの持参可否
- 2015年12月19日(土)「ミュージアムトーク ―松本奉山を語る―」
16時~16時45分、大阪大学会館3F歴史展示室にて
定員20名、当日先着順(聴講無料、15分前より開室、休室日ですがミュージアムトークの時間のみ開室します、なおワークショップ参加者を優先します)
講師:松本奉山水墨画会、展示実習優秀班メンバー(A・B両日程合同)
内容:女流水墨画家・松本奉山の作品を、松本奉山水墨画会の面々と優秀班のメンバーが紹介します。
【連絡先】
展覧会について
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-13 大阪大学総合学術博物館
TEL 06-6850-5982, FAX 06-6850-6720
ご意見・ご要望よりお問い合わせください。
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