企画展 KAITOKUDO 大阪の誇り-懐徳堂の美と学問-

第20回企画展・重建懐徳堂開学100周年記念                        KAITOKUDO                大阪の誇り—懐徳堂の美と学問—

掲載用最終2016-8-A4チラシ表

会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 入場無料

会期:2016年10月22日(土)〜2016年12月22日(木)

開館時間:午前10時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:日曜・祝日(11月6日(日)は開館)

主催:大阪大学総合学術博物館

共催:大阪大学大学院文学研究科一般財団法人懐徳堂記念会

協力:大阪大学21世紀懐徳堂

 

【展示構成】

 (1)重建懐徳堂および懐徳堂幅

 (2)草創期の懐徳堂

 (3)懐徳堂の展開

 

 

 【概要】

  懐徳堂は、享保9年(1724)、大坂町人によって創設された漢学塾です。2年後には江戸幕府の公認を得て、「学問所」と呼ばれるようになりました。町人と武士とが机を並べて学ぶ自由闊達な学びの場でした。

  この懐徳堂は幕末維新の混乱で一旦閉校となりますが、大正5年(1916)に再建されます(重建懐徳堂)。江戸時代の懐徳堂の精神を継承し、広く大阪の人々に向けて開かれた市民大学でした。残念ながら、この重建懐徳堂が、昭和20年(1945)の大阪大空襲によって焼失します。しかし、鉄筋コンクリート造りの書庫棟に保管されていて焼失を免れた貴重資料約3万6千点は、戦後、一括して大阪大学に寄贈され、「懐徳堂文庫」となります。ここに、大阪大学は、懐徳堂を阪大の精神的源流と位置づけ、一般財団法人懐徳堂記念会と協力して、公開講座などの各種事業を展開し、現在に至っています。

 懐徳堂文庫の膨大な資料群は、近世から現代に至る大阪の美と学問を今に伝えています。本年は、重建懐徳堂が開学してからちょうど100年。大阪の誇り「懐徳堂」を今一度見直してみましょう。

 

【関連イベント】

 ミュージアム・レクチャー

  日時:終了 11月  5日(土)13:30~14:30「懐徳堂の歩みとそれを支えた人々」 講師:中村翼

  日時:終了 11月26日(土)13:30~14:30「懐徳堂の儒学」 講師:佐藤由隆

  日時:12月17日(土)13:30~14:30「懐徳堂の和学-新出資料『和語集解』について-」 講師:河野光将

    会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3Fセミナー室

      ※30分前より開場。定員40名。当日先着順。予約・参加費不要。

      ※大阪大学の研究者が企画展展示資料について解説します。

      ※解説の中心となる展示資料は毎回異なります。

 

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