「記憶の劇場Ⅲ」展覧会 

大阪大学総合学術博物館

「記憶の劇場Ⅲ」 

大学博物館における文化芸術ファシリテーター育成プログラム

展覧会

前田 剛志展 -明日の記憶

 

 

 

会期:2019年2月26日(火)~3月9日(土)

会場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館

開館時間:10:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日:日曜

※入場無料

 

大阪大学総合学術博物館「記憶の劇場Ⅲ」 社会と大学との協奏を生かしたリサーチ型ミュージアムの探求

   本展覧会は、大阪大学総合学術博物館が主催し、近隣の劇場・音楽堂・美術館等とも共同して開催してきた、

文化芸術ファシリテーター育成プログラム「記憶の劇場Ⅲ」の成果を公開するものです。

この「記憶の劇場」は博物館に収められているいわゆる〈ミュージアム・ピース〉の豊かさを引出し、

〈生きたアート〉として公開していく文化芸術ファシリテーターの育成を目指す講座です。

受講されたのは、文化芸術に関心のある社会人を中心とした方々で、

それぞれが6つの活動を選択して受講してきました。

   本プログラムは、従来博物館が収集、維持保持し、研究してきた「ミュージアム・ピース」を現代社会に適合させ、それらを「生きたアート」として現代市民社会に開き、また大学博物館としての強みを生かし、

文理融合的あるいは基礎研究的な潜在力と連動させた「リサーチ型ミュージアム」のあり方をさらに探求するものとして始まりました。

本展覧会は、このプログラムに参加された受講生が、美術家の前田剛志さんとともに開催いたします。

尚、本展覧会は「記憶の劇場 芸術祭」の一環として行われます。

《 前田 剛志 》(まえだ たけし)

美術家。1977年生まれ、奈良県香芝市出身、明日香村在住。

京都市立芸術大学大学院美術研究科造構想専攻修了。

École nationale supérieure des beaux-arts(パリ国立高等美術学校)へ留学。

パフォーマンス、映像、メディアアートの分野での活動を経て、

2011年以降は絵画と造形作品を中心に制作活動を行っている。

これまで、仙台メディアテーク、金沢21世紀美術館、

堂島リバーフォーラム「堂島リバーアワード2016」などで作品を発表。

メディアアートユニットの活動として、京都国立近代美術館「生存のエシックス」、

中国・深圳画院「深圳国際水墨双年展」に出展。音楽家とのコラボレーションでは、

シアターピース「生命の舟」、モノオペラ「邪宗門」などの舞台映像を担当。

 

展覧会「記憶の劇場Ⅲ」に寄せて             -前田 剛志ー

   本展は、活動の成果発表の場であると共に、受講生がファシリテーターとなって企画運営する美術展です。

私は展示物として作品を提供し、受講生はどの作品をどう見せるかを検討します。

「何らかの物質や媒体に記録された物・事・言葉があるとして、そこに意・気を照射した瞬間の、にわかな煌めき。これを記憶と呼ぶなら、美術作品は記憶の結晶である」

―作品制作において私自身を律するためのこの文言を、意識の深化を期待して受講生にも投げかけました。

その反響がどのような形に結びつくかを楽しみにしつつ、本展が未知なるものの発見から起こる興奮、自身の知識・経験との重なりから生まれる共感、このふたつを同時に体験できる劇場となる事を願っています。

 

 

 

「美術家・前田剛志によるギャラリートーク」
展覧会会場にて、前田剛志さんによるギャラリートークを実施します。

日時:3月2日(土)11:30~、14:00~(各回約30分)

場所:展覧会会場(大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館3階)

※2月27日(水)にも在廊、作品解説をしていただけます。

 

 

 

主催:大阪大学総合学術博物館

共催:大阪大学文学研究科

連携:あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール/大阪中之島美術館建設準備室

         公益財団法人吹田市文化振興事業団(メイシアター)/豊中市都市活力部文化芸術課

         能勢淨るりシアター/兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)

         公益財団法人益富地学会館

助成:平成30年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」

協力:大阪大学21世紀懐徳堂

 

 

 

大阪大学総合学術博物館

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-20

TEL:06-6850-6284

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