近代以降の日本人旅行者や研究者による中国各地の記録と表象(絵葉書・写真等)をテーマにした展覧会を開催します。国際日本文化研究センター所蔵資料および本学言語文化研究科と総合学術博物館教員の撮影した資料を活用し、戦前・戦後における中国各地の社会的変化、日本人の中国認識の変容、とりわけその間の両者の連続と断絶を検証し、戦前から現在へと至る記録・表象の変遷をたどります。
【会 場】大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 ※入館無料
【会 期】2020年10月31日(土)〜2021年1月30日(土)
【開館時間】11時~16時(入館は15:30まで)※休館日:日曜日・祝日・12月28日(月)~1月4日(金)
※ただし11月22日(日)は特別開館
まちかね祭の延期に伴い、11月22日(日)の当館特別開館につきましては、中止とさせていただきます。
ご来館をご予定いただいておりました皆さまには、ご理解ご了承の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
【主 催】大阪大学総合学術博物館、国際日本文化研究センター
【共 催】大阪大学大学院 言語文化研究科
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【1月15日追記】
本展覧会について、WEB上でご覧いただけるコンテンツを作成いたしました。
ご自宅にいながら展覧会会場の雰囲気を楽しめるコンテンツですので、
遠方にお住まいの方も、外出をお控えの方も、ぜひ一度、以下のURLからご覧ください。
https://anchor200.github.io/ChinaGraphy
操作方法は以下の通りです。
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・Wキーで前、Sキーで後ろ、Aキーで左、Dキーで右に移動
・マウスドラッグで視点変更
・マウスホイールまたはトラックパッドのピンチインでズーム
・壁面の展示物をダブルクリックでその展示の前に移動(Qキーで壁面の展示物がハイライトされる)
・Rキーで最初の位置に戻る
・操作説明は画面上のTipsボタンで確認できます。また、画面右下の移動ボタンをクリックすることで移動する
ことも可能です。
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なお、本コンテンツは1月29日(金)までの公開とさせていただきます。
また、閲覧するPCの環境や設定によってはご覧いただけない場合がございます。
申し訳ございませんが何卒ご了承ください。
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展示構成
1)大陸へのまなざしー拡大する帝国とその表象-
・地図・鳥瞰図・パンフレットにみる中国の空間表象
・明治・大正期の日本人が記録した中国
2)戦前中国へのまなざしー絵葉書が伝えた風俗と戦場-
・昭和前期の渡航者のまなざし(実像と虚像の交錯)
・従軍画家の描いた日中戦争(顕現と隠蔽の戦場)
3)現代中国へのまなざしー内と外からみる風景ー
・革命後の新中国(贖罪と憧憬の旅)/改革開放後の変貌(郷愁と脅威の喧伝)
・中国が見せたかった中国/大阪外国語大学卒業生が撮る中国
・中国の内部へ/演劇資料
4)阪大からのまなざし-深尾研究室による黄土高原フィールドワークと中国語研究室が受け継いできたもの-
・天と人(冠婚葬祭など)/地と人(高原地帯に暮らす人と自然)
・人と人(ヤオトン、食事などの生活)
関連イベント(オンライン開催)
シンポジウム
『日本のまなざしに映った中国』を語る
【日 時】2020年11月29日(日)14:00~16:00(終了予定)
【内 容】展覧会を担当した研究者たちが『日本のまなざしから中国』について、
公演と座談会形式を交えて語り合います。また、各担当者による本展覧会の解説も実施します。
【講 師】伊藤 謙(大阪大学総合学術博物館 特任講師(常勤))
劉 建輝(国際日本文化研究センター 教授)
深尾 葉子(大阪大学大学院 言語文化研究科 教授)
※使用言語は日本語です。
お申し込みは以下のURLより受付いたします。お申し込みをお待ちしております。
https://www.museum.osaka-u.ac.jp/cgi-bin/2020_china_graphy_address.cgi
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