大阪大学総合学術博物館叢書1

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 扇のなかの中世都市――光円寺所蔵「月次風俗図扇面流し屏風」

『大阪大学総合学術博物館叢書1 扇のなかの中世都市――光円寺所蔵「月次風俗図扇面流し屏風」』大阪大学出版会より刊行されました。ISBN4-87259-211-5、定価は2100円(税込み)です。
 この叢書は、大阪大学所蔵の標本や資料を活用した研究の成果を公開するために、2005年度より刊行を開始したものです。その第1冊目は、文学研究科に蓄積されている美術作品の細部を撮影した膨大なスライド資料の活用を目指して企画され、執筆は本館館員の泉万里が担当しました。
 光円寺に所蔵される屏風には24枚の扇が貼り付けられています。その1枚1枚に、中世の京都やその近郊を舞台として繰りひろげられる祭礼や遊楽の情景が、こまかな筆遣いで克明に描かれています。その扇のなかの中世都市へ、読者をご案内します。日本中世の絵画史料に関心をおもちの研究者ばかりでなく、一般の古美術愛好家の方々や、京都に興味のある方々にも読みやすい本になるよう努力しました。  図版を多数収録したA4判の本です。どうぞ、お近くの書店でお求めください。また、大阪大学生協でも取り扱っていますし、大阪大学出版会 www.osaka-up.or.jp(電話06−6877−1614)で直販もしております(博物館では直販はしていません)。

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