大阪大学総合学術博物館叢書10
大阪大学総合学術博物館叢書10
野中古墳と「倭の五王」の時代
『大阪大学総合学術博物館叢書10 野中古墳と「倭の五王」の時代』高橋照彦・中久保辰夫 編著が大阪大学出版会より刊行されました。ISBN978-4-87259-220-7、価格は2200円(+税)です。
【主要目次】
第1部 図説「野中古墳と河内の古墳」
巻頭図版
- 1 「倭の五王」の時代を探る
(1) 「倭の五王」の時代と考古学(橘泉、桐井理揮)
(2) 野中古墳の発掘調査(中久保辰夫)
◆コラム① 野中古墳発掘調査の学史的意味(橋本達也)
- 2 政の要は軍事なり―武器と武具―
(1) 甲冑(三好裕太郎)
◆コラム② 甲冑の種類と部位名称(鈴木一有)
(2) 鉄刀・鉄剣・鉄鉾(ライアン・ジョセフ)
(3) 鉄鏃(三好裕太郎)
- 3 技術の革新と古墳祭祀
(1) 新式農工具の出現と大開発の時代(竹内裕貴)
(2) 土器からみる東アジア交流(佐伯郁乃、桐井理揮、中久保辰夫)
(3) 古墳の儀礼と埴輪・石製品(橘泉、上田直弥)
- 4 古市古墳群の形成と内実
(1) 古市古墳群出現前夜(上田直弥)
(2) 墓山古墳・誉田御廟山古墳とその陪冢
(橘泉、ライアン・ジョセフ)
(3) 東アジア情勢と古市・百舌鳥古墳群(中久保辰夫)
◆コラム③ 陪冢という古墳(中久保辰夫)
第2部 論考「野中古墳をめぐる諸問題」
- 古市古墳群成立の背景を考える(福永伸哉)
- 野中古墳における甲冑の大量埋納と倭政権の武装(橋本達也)
- 野中古墳の築造時期と陪冢論(鈴木一有)
- 襟付短甲の諸問題(阪口英毅)
- 野中古墳出土短甲の比較検討(三好裕太郎、竹内裕貴)
- 野中古墳出土土器の性格と意義(中久保辰夫)
- 野中古墳の形象埴輪(橘泉)
- 古市・百舌鳥古墳群の被葬者像(高橋照彦)
- 野中古墳出土甲冑の保存修理と立体展示
―有機質製冑の復元的立体展示を中心として―(塚本敏夫)
- 英文目次ほか(ライアン・ジョセフ)
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